休日に、所用で子どもと出かけました。
用事がすんだあと、
天気もいいので
どこかに寄っていくことにしました。
近くのお店で雑貨を見て
ランチをしました。
次はどうしようかと聞くと、
子どもは
大きな公園に行きたい、と言いました。
公園の入り口ではイベントをやっていて
たくさん人がいました。
人混みをよけて進むうちに、
いつの間にか奥の日本庭園まで来ていました。
子どもは、
楽しそうに歩いたり走ったりします。
時々立ち止まって、写真を撮ります。
こちらを向いて
ねえママ、あれ見て!と笑顔で言います。
私はその様子を見ながら、
この子はまだ幼いんだな、
まだ私に母親をさせてくれるんだな、と
こっそり胸をふるわせました。
私は子離れ下手になる自信がありました。
なので、早くから呪文のように、
この子はすぐに私のもとを離れる
甘えてくれるのは今だけだ
と自分に言い聞かせてきました。
「ママ」と呼ばれるたびに
その甘美な響きを味わっていました。
※キモい親であることは自覚しています。

子どもは、生まれてからずっとかわいいです。
「今がいちばんかわいいときよ」と
言われる時期を過ぎても、
かわいさは衰えることなく
反対に威力を増しています。
この子と一緒に過ごす時間があるだけで、
生まれてきてよかった、
ここまで生きてきてよかったと思います。
母親にならなければ
こんな気持ちを味わうことはできませんでした。
子どもは生まれてきただけで
一生分の親孝行をしていると言います。
私は一生どころか
来世貯金ができるくらいの幸せを
子どもからもらっています。
外にいる間は
家のことも学校のことも
考える必要がありません。
目の前の子どもと目の前の景色だけを
楽しむことができました。
愛由来に生きている時間、
私たちは至福でした。
二人でたくさん歩いて、遊んで、
おいしいおやつを食べました。
帰り道を歩きながら、
子どもが私の腕をつかみました。
さみしくなったり、疲れてくると
子どもは私に触れます。
かわいくてかわいくて、
でも私の腕に重みを預けるのはやめてください、
こちらも疲れております、と言いつつ、
並んで歩きました。
なんてことない一日です。
だけど私はこの日を忘れません。
子どもが生まれてから
忘れられない時間が
私の中に積み重なっています。
この子の親になれてよかった。
この子と出会えてよかった。
まだ先だろうけれど、
いつか子どもがひとり立ちする日が来ます。
そのときまで
幸せな思い出を重ねながら
毎日笑って、生きていきます。
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