自分の家系図を作りたくて
いろいろと手続きをしています。
きっかけは
フットケアのセラピストさんに
「先祖供養をしたらいいかも」と
言われたこと。
セラピストさんは
いつものように
私の左足を
この世でいちばん
壊れやすく高貴なもののように
優しく両手で包み込みながら、
そうつぶやきました。
さらに彼女は
「お墓参りなんかもいいけれど
ご先祖様の名前を知ってあげるだけでも
供養になるんですよ」
と言って
除籍謄本のことを教えてくれました。
除籍謄本とは、
昔はその戸籍にいたけれど
亡くなったり籍を移動したりして
名前が消された人たちの謄本。
自分のルーツを調べるには
この除籍謄本に記されている
ご先祖様の名前を
たどればよいらしい。
それを聞いたとき、
ああ、それは私が今やるべきことだ、と
素直に思えました。
どこまで辿れるかはわからないけど、
両親の戸籍の除籍謄本を頼りに
祖父母以前のご先祖を調べてみよう。
ということで
まずは父方の戸籍から取り寄せることに。
私がすでに結婚して
父の戸籍から抜けているので
私と父の関係を証明するために
私自身の戸籍抄本が必要だったりして
いろいろ面倒ではあったけれど、
なんとか無事に
九州の片田舎にある某市役所に
申請書類を送りました。
(父は生粋の九州男児)
しばらくして市役所から連絡がありました。
「膨大な量の謄本が出てきましたが
全部出しますか?」
祖父の戸籍もかなり遡れるし
祖母の方はさらにあれこれ複雑らしく
祖父の家系の3倍くらいの量だという。
全て取り寄せるなら、
追加料金として
おお、、と思わず声の漏れる額が
必要だという。
予想の10倍ほどの金額だったので
一瞬ひるむ。
しかし、ここまできたからにはと腹を括り、
全部送ってもらうことにしました。
そんなにたくさん謄本があるということは
私のご先祖はずっとずっと昔から
その土地に住み着いていたということで、
1つの役所だけでそこまでたどれるのは
ありがたいことです。
私自身は、その土地には
子どもの頃にお墓参りに行っただけです。
祖父母の家から車で数時間の
田んぼや畑の中にぽつんとある墓地で、
いつもお墓参りが終わると
すぐに別の場所へ移動していたのを
覚えています。
だから、土地のことを何も知らない。
それを今になって
こんなかたちで思い出すなんて
人生とはつくづく不思議なものです。
何の興味も感慨もなかったけれど、
そんなにも
先祖代々が暮らしてきた土地ならば
一度きちんと訪れてみようか、
という気にもなってきました。
見えない何かに導かれるように
私はこれから
ご先祖のことを知るのだな。
そして、
その血を受け継いだ自分を
今よりもっと深く知る。
たくさんの名前を眺めながら
いろいろと想像を膨らますのが
楽しみです。
自分を知るのは、楽しい。
九州は車ですんなり回れていいな。
