以前大学院で
経済学の授業を教えてくださった先生は、
経済財政諮問会議でも
座長として活躍していた高名な先生。
授業のあまりの難しさに
生徒の大半は熟睡という授業でしたが、
脇へそれた雑談は
面白いので人気の授業でした。
私自身、塾などで戦後経済の授業をする時、
「三種の神器」「3C」「バブル経済」
と教えていくのですが、
先生がOECD調査団に対して、
日本経済の「3Cブーム」について
説明をした時のエピソードを聞いて
目から鱗になりました。
先生も当たり前のように、
日本で言われている「3C」の定義を
英語で進めていったのですが、
相手にまったく通じなかったようです。
それは、日本で「3C」と呼ばれている
昭和経済の牽引役は
「自動車(Car)」
「クーラー(Cooler)」
「カラーテレビ(Color TV)」の三つ。
その頭文字で「3C」なのですが、
まず「Car」が全く通じず、
「カラスのように、
カー・カー色んな発音で言い直した」
とのこと。
で、車のジェスチャーをしてようやく
「Oh!自動車(Automobile)ね」と言われ、
クーラーも
「Oh!エアコン(Air Conditioner)ね」
と言われたようです。
アメリカで育った私なのに、
日本で教えている時に気付かなかった(><)
「Car」は口語で正しいのですが、
フォーマルの名詞だと「Automobile」ですし、
「Cooler」に至っては
「保冷機」や「アイスボックス」を指します。
私達が戦後経済の牽引役として
命名した「3C」、
実は「2A1C」だったんですね。