私の高校は、

二つの中学から生徒が集まる形でした。

そして、高校に進学すると、

相手中学の人達と知り合う形となり、

そこにJimmyやマフィアL君、

マッチョなA君などがいました。


さて、中学時代、ある日本人に


「オレの学校の日系人の女の子が、

 どうもオレを好きらしい」


と言われます。

その時名前まで聞いていましたが、

その子を知らないので

「へぇ~すごいね」

程度の話で終わります。


そして、その日本人が通っていた中学が、

高校で一緒になる相手方の中学でした。

先ほどのエピソードなんか

忘れて数年経った頃、

とある日本人の女の子と仲良くなります。

その子とは毎晩のように

遊ぶようになるのですが、

別に隠していた訳ではないものの

その日本人には言っていませんでした。


ある日、

もう一人の日本人と3人で遊んでいると、

「そういえば加藤君って

 ○○さんと仲が良いんだよね」

とその第三の日本人が言います。

否定する必要もないので

「そうだよ」と言った瞬間、

彼の顔が引きつるのを見ました。


その時は、なんでだろう?ヤキモチかな?

と気にもしていなかったのですが、

その女の子と遊んで、名前を呼んだ瞬間に

数年前の記憶が突然カムバックします。

そう、この女の子が彼が言っていた

「オレを好き」な女の子。


でもこの子から、

彼の話題が出たことありませんし、

話を聞いてみると、

好きだったことは一度もないし、

同じ中学でも大して話もしてないよ、

とのこと。


別に私に気を使う必要は無い状態ですし、

彼の一瞬の表情を考えても、

これが真実なんだろうなぁ。


中学時代の彼の言葉、

勘違いだったのか、

見栄の為のカワイイ嘘だったのか

分かりませんが、

この日以来、あまり私の前に

学校でも現れなくなった彼でした。