一番理解不能の事柄が記憶感覚に起こったものだから ヨハンは

 

驚きの声を発した

 

(わぁぁ… 倒れるぅぅぅ……)

 

ハンドルを強く強く握りしめていた

 

 

閉じていた両目を開けたヨハンは はぁっ…と胸の奥が思いも寄らず

 

キューンと圧迫された重みを 強烈に全身へ与えられた感覚を味わった

 

記憶では 地面に横転している大型クレーン車の筈であったが

 

吊る下げられていた大松明も何のアクシデントもなく 微動だにしていなかった

 

何とも記憶の中で 傾いて行く大型クレーンの残像がうちけされていたのだ

 

 

 

 

 

                                       接触した ドイツトウヒ

 

 

 

 

 

(あㇾェ… 変だぁ…  誰か目にしてないか … 確かにクレーンの腕が

 

違いなく 目前のドイツトウヒの大枝に 勢い良く接触してさぁ…

 

車が横転して行く途中だったよなぁ…

 

誰か…さぁぁ… 覚えてないかぁ……)

 

 

作業を見詰めていた全員 

 

(どういう事になっているんだ…)

 

と口々に不思議がったのであった

 

 

 

アナントは 支障なくクレーンの腕が大松明を吊り下げて 動いている状態の

 

幻影を一瞬で全員の脳へ感得させたのであった 

 

同時に メルクリウスが クレーン車の腕を枝から離し 傾いて行くクレーン車 

 

松明の横転を止めて 車を正常に立て直したのだった

 

 

所謂(いわゆる) テレポテーション瞬間移動能力を活用させたのである

 

 

 

理事長を見つめているアナントの処へ メルクは近づいて行った

 

 

(アナント良かった 大事故を未然に防ぐことが出来たね… よく頑張った

 

立派だよ ありがとう) 

 

アナントに 感謝の言葉を述べた

 

アナントは 自分が人のためにお役に立ったことで 喜びもひとしを… 

 

溢れてきた笑顔を メルクに伝えた

 

 

 

 

迫力十分な大松明(材料は赤松)

 

低面積 直径 2.5メート 高さ 4.33m 二等辺三角形面積 

 

2.5m(底辺)×4.33m(高さ)÷2=5.4125㎡(平方面積)

 

 

2.5×2.5×3.14×4.33÷3=28.325㎥(立法面積)

 

(28.325 × 0.53(赤 松乾燥比重) =15.012t (乾燥木材)

 

15.012t(大松明重量)である

 

「28.325×0.5=14.1625t(水分含有)」

 

 

クレーン車の腕は 大松明15tの重量を吊り上げていた 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はセン達は未然に防止に繋(つな)がったこと 

 

アナントと理事長の能力発揮行動が 事故回避防止に

 

功を成し遂げた要因である事を 認知していた

 

 

今日のイベント Summer festival が大惨事にならなくてよかった事にしても

 

突発的なアクシデントは 今回に限った事ではない 日常茶飯事あるのだ

 

UFO存在も然り 正に実証された其の事をいっているのだが

 

素直になれる自分を見つけたい… 実に難しい事だよ…

 

余りに 独断偏見によって疑心暗鬼に陥った時 自己本来を忘却してしまう

 

往々にして アクシデントは身近に近づいてくるものだよ

 

 

メルクは ヨハンの事故反省点を聞き役として受け止めても良いと思っていた

 

(ヨハン 学食で昼食を召し上がって下さい  

 

運搬車のドライバーの人もご一緒にどうぞ)

 

 

 

(理事長さん 昼食は自宅でと思っておりましたが お言葉に甘えて 私達2人

 

そうさせてもらいます

 

 

食事が終わった頃 ヨハンが話し始めた

 

 

ところで 私は 手慣れた作業であると

 

 自惚れてしまった結果であったと プロのworkerとして失格であった 

 

散漫な仕事であったと思う 

 

事故になって当たり前の仕事を為していたのですが

 

現実状況ははまざまざと 鮮明な記憶の中の事故残像だけ

 

を強烈に打ち消されているのです

 

私は変でした… 説明した最後の一言です)

 

 

メルクは 実際を話しても ヨハンはまだ受け入れられる準備は出来ていないと

 

理解して居たので 余計な話題を持ちだす事は止めにした

 

 

午後に入って 松明設置作業は順調に進み指定場所に治まった

 

大型クレーン 大型運搬車2台は タウル ヴィレッジから帰って行った

 

この後 キャンプ場に消防ポンプ車が2台入って来る事になっていた

万が一にも火事が起きてしまっては祭りは台無しだ 

 

 

学生達 スタップ達(家族も含む)のねぐらとなるテント割付表がキャンプ場のボードに

 

張り付けられた 2人~3人用大小テント130棟番号が各グループに提示された

 

 

 

 

 

 

 

 

お料理はグループごとに決めてあったので グルプで作る食材は

 

学食内に準備されている

 

陳列棚から選択して持ってゆくことになっている

 

全員が自分達手荷物に食材を入れてテントへ移動して行った

 

食材洗い場所は大きいスペースを確保してるが 賑やかに ごった返していた

 

石組みしたグリルからはけむりも方々から立ち上って来た

 

目に染みる煙から 場所移動する人 茶飯事の姿が垣間見れる

 

 

魚と貝 豚肉 牛肉 スーセージ キノコ 生クリーム 牛乳

 

野菜類 チーズなど 食材が豊富である

 

 

セン達 メルク ロレッタ マリーサ若い頃を思い出し 謳歌している

 

 

キャンプ場に音楽が流れた来た 

 

スイスの娘 カッコウヨーデル 山のさすらい人 クフシュタインの歌

 

エンメンタール美しく ヨハン大公のヨーデルなど 気分も楽しくなる

 

流れる曲の中 各グループの夕食準備は進み 完成の時間に近づいた来た

 

様子であった

 

 

 

 

 

 

 

                     後日、続編を連載いたします

 

 

 

 

 

 

 

                   カラキル ダイセイ