狂躁亭日乘・北朝鮮核開発の狙い1703270830 | おととひの世界

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実際にやってみなければわからない
うまく動作するかどうか

だから実験が必要になるわけだよね
核実験はそのためのものだよ

ところが世の中には
ちゃんと作りさえすれば
爆発は確実というのがあるんだ

ウランを使うタイプだ

自然界にはウラン238のタイプで
存在している

しかしこの中に
重いやつが含まれている

ウラン238の中に
ウラン235も含まれているからだ

普通のウラン鉱石には238
これを掘り出してきて
遠心分離機にかけてやる

すると分離してウラン235が残る

繰り返していくと
だんだん濃度が高くなってくる

原発で使われている
核燃料と言われるタイプは
ウラン235の濃度が数%ぐらい

もちろん濃度が高いほど
効率は上がるから
そういうことをやろうというところが
出てくる

1986年4月
旧ソ連領内だった
ウクライナの原発で
それをやったところ爆発した

それがチェルノブイリの事故だ

これが兵器レベルになると
トンでもなく高くなる

70%とかいうレベルだからね
これをさらに上げて
90%以上に

ウラン235の濃度が
90%以上になってしまうと
臨界量と呼ばれる
一定以上の量が集まっただけで
爆発する

核実験が必要ないんだよ
しかも作っているところで
熱も出ないし

衛星やスパイ機で
探知することが難しい
だから極秘に開発しようという時は
ウラン原爆のことが多い

初期の北朝鮮やイランが
そうだったと考えられている

広島のタイプがそうだった
おそらく米軍は失敗がないから
最初はウランでと考えたんだろう

しかしこれには大金がかかる

ものすごく多数の遠心分離機を
稼働するために

長時間莫大な
電力が必要になるからね

しかもその結果
取り出せるウラン235の量と
爆発の規模とが引き合わない

だから現実には
ウラン原爆はほとんど存在しない

ウラン濃縮をやっているから
核開発だ兵器を作っているぞ!

実際にはウラン濃縮型原爆を
作れるような金持ち国は
それほど存在しない

作ろうと思ったら
スポンサーを見つけてくるしかないね

パキスタンははっきりいって
貧乏な国だ

しかしやったよね

あれは中東産油国が
スポンサーだったからだ
中東でできないレベルの高い
危ないことパキスタンに依頼して
実験させていたんだよ

同じようなこと
イスラエルもやっていた

世界でなかなか
外交関係が認められない
難しい立場にいた国3つあったね

イスラエル・台湾・南アフリカだ

1977年南アフリカ沖の海上で
アメリカの衛星が謎の閃光をとらえた

隕石の墜落による爆発ではないか?
と考えられていた

しかしどうやら核実験だったようだ

おそらくこの3カ国が
共同していたんだろう
それを裏付ける証言も得られたが
証言者は行方不明になった

そもそも核分裂てなんだい?
原子核は陽子と核子でできている


核子を繋ぎ止めている力は
距離に反比例する

しかし陽子をつなぎ止めている
電磁気力はそうではない

だからこのバランスが崩れると
強い力を持った陽子が
外に出ていこうと飛び出していき

原子核が崩壊する
これが核分裂だ

その時に中性子も飛び出して
中性子線ができるから
それが間近にある他の原子にも
入り込んでいって

同じことを繰り返していく
これが連鎖核分裂で

原子爆弾はこの力を
端的に利用したもの

なおこの原子爆弾と
連鎖核分裂というアイデアは

科学者が発想したものではなくて

H・G・ウェルズという

小学校しか出ていないSF作家が
考えたもの

学者はそれにインスパイアされたんだ

ウェルズはこのアイデア
第一次世界大戦が起きる前に
発案している

そしてやがて起こる世界大戦
2度目の大戦でドイツと日本が
悪役になり

日本に2発の原子爆弾が
投下されて終わるということを
なんと第一次世界大戦前の
SFで発表している

『すばらしい新世界』だったかな?

ちなみにこのH・G・ウェルズ
世界政府憲法の原案まで作成していて

『日本国憲法』はこれが
下書きになっているという

あれはアカにかぶれた
ニューディーラー若造が
勝手に考えたもの

ではないんだよ

大戦後の世界をどうするか?
ということを考える委員会に
ルーズベルトの要請で
ウェルズは招かれていたから

そういうことはあっただろうね

日本国憲法というのは
ベアテ・シロタ・ゴードンという

白系ロシア人ピアニスト
レオニード・シロティと
日本人女性との間にできた
女の子がにわか仕事で作ったもの

ではないんだよ
それは改憲派の面々が
みんな言ってることだけど

違うぜ

ちなみにこのレオニード・シロティ
アメリカに亡命して大成功した
ロシア人貴族ピアニスト兼作曲家

セルゲイ・ラフマニノフの親友で

近頃マルタ・アルゲリッチが
よく弾いている
ラフマニノフの連弾組曲第1番第2番を

作曲者とともに初演した人だ
いったようにロシア革命を逃れて
日本に住んでいた

『レオ・白田』と名乗ってね

レオ・シロタ亭の外で
なんだかものすごく
上手なピアノ弾くおじさんがいるな
と思って感心して眺めていた
少年がいた

幼き日の加山雄三さんだ

とてもピアノが達者な人だけど
レオ・シロタの影響なんだよ

おそらく加山さん
ベアテ・シロタ・ゴードンとも
顔なじみだと思うよ

ちなみに
マンハッタン計画の
責任者になっていたユダヤ人科学者
オッペンハイマー

かつて日本に
住んでいたことがあって
三軒茶屋辺りにいたらしいな

世界を変えた原子爆弾と
世界連邦の憲法の草案が
元になっている

日本国憲法を作った人と
戦前の一時期

わりと近いところに
住んでいたんだよ
しかも全員が日本に関わっている

なんともこれ数奇な運命だね

ちなみに私の父親とばーさんは
おそらくオッペンハイマーがいた頃
同じサンチャに暮らしていたんだ

しかも父親は
海軍兵学校で原爆投下を
目撃している

なんだかつながるな

朝鮮戦争で
仁川上陸作戦を大成功させ
北朝鮮を滅ぼす寸前までいった
マッカーサー

突如鴨緑江国境において
大量に南下してきた
数十万の中華人民共和国義勇軍

これにハラを立て
満州と中国に7発の水爆を落とせ
と主張して

トルーマン大統領に解任された
ことになっている

私は当時GHQのうちわ話を
知る立場にあった人が
知り合いにいて

あの話は作り話ではないか?
といってたけどね

ともかくトルーマンは
マッカーサーが大嫌いで

それでなくても引きずり下ろしたくて
仕方がなかったのに
功績を立てすぎたんで

そういうホラ話をでっち上げて
クビにした

マッカーサーは
そんな事言うバカではないよと

トルーマンがひいた後
世界大戦ヨーロッパ戦線の英雄
アイゼンハワーが大統領になる

この人はトルーマンによる
原爆投下計画に反対していた
人だとされ

直接説得したらしい

『デイワン・最終兵器の覚醒』
(1989年CBS・エミー賞受賞)
の中にはそういうシーンが
ちゃんと出てきた

この人がやったのが
『アトミック・フォー・ピース演説』

つまり物騒な核爆弾ではなく
平和利用として原発を推進しよう
という方針だ

そっちに核技術を
使おうというわけだな

父親はその頃京都大学にいたんだけど
その演説が行われてすぐさま
予算がついたらしいよ

それどころか今だったら
関連予算はイクラでもつくから
何でもどうぞとか言ってきたらしい
オヤジのトコ関係ないのにな

あのころ湯川先生がいたし

湯川秀樹先生は今では
結構知られているけど

戦時中日本の核兵器開発に
ちょっと携わっていた

アイゼンハワーが言うと
日本側ですぐさま
それに動き出したのは

中曽根康弘代議士と
読売のドン・正力松太郎だった

正力の原子力への入れ込みようは
ちょっと異常なもので

庭に小型の原子炉が欲しいとか
言っていたらしいからね

しかしこのアイゼンハワー演説

やらせた奴の背後には
別の魂胆があったんだろう

今いろんな人が言ってるけど

ウランの代わりに
トリウムを使う原子炉作る

最初からそうしておけば

原発ははるかに
無害なものになったはずなんだよね
まあ完全無害化は難しいけれども

少なくとも大量の核のゴミが
残らない原発はできたんだよ

しかしウランを使う
発電の燃えかすとして
プルトニウムが残される

こういうタイプしか
できなくなったのにはそれなりの
理由があって

それは原爆の原料になる
プルトニウムの値段を
下げるためだった

ウラン原爆を作るため
遠心分離濃縮をやると
カネがかかりすぎるけれど

発電に使う程度だったら
低濃度でいいからそれほどかからない

しかも燃えかすに
プルトニウムが残るから
その廃品回収をすれば

原爆の材料はぐっと安くなる

おそらく民生用原子力発電は
最初からそれが目的だったんだ
エネルギー輸送路を閉じられたことが
戦争のきっかけになった日本が
それに飛びついた

しかもあわよくば
原爆ができるかもしれない
ということで

敗戦後おとなしくしていた
タカ派が飛びついたんだ
少なくとも日本ではそうだろうね

もっともそのプルトニウムは
精製する必要があって

プルトニウム239だけど
なかにプルトニウム240みたいな
不安定な奴も含まれている

だから核のゴミをほっておくと
プルトニウム240が勝手に
連鎖反応を起こして
爆発することがある

福島第一3号炉で起きた爆発が
そうではないかと言ってる人がいる

今は即発臨界とか言うらしいが

全部が反応するわけじゃないけど
1部が反応するという
不完全な核分裂反応

どうやら戦前の
日本が作ろうとしていた核爆弾も
こういうタイプだったらしいから
あり得ること

日本が作ろうとしていたのは
かなり大きなもので
しかも爆発の威力はそれほどない

おそらくマンハッタン計画みたいな
ウラン濃縮施設建設も
稼働に必要な電力も

当時の日本では手当てできなかった
だから核兵器開発は傾斜生産の
優先度が低かった

出来るかもだけど
国力からみてハードル高過ぎたんだ

1街区か2街区が
吹っ飛ぶぐらいの大きさ

だから兵器にするためには
プルトニウムからギリギリまで
不純物をなくす再処理が
必要になるんだ

これもやたら日本が熱心だよね

結局プルトニウム原爆しか
残らなくなった

まず作るのに金がかからない
ウラン原爆に比べてだけどね

それよりなにより
小型化の可能性があるからだ

広島でも長崎でも
核分裂物質の大半は飛び散って
しまっている

何十キロあるようなものの
大半は爆発していないわけだよね
爆発が始まった段階で
飛び散ってしまうからだ

この効率を
無限に上げていくことができないか?
というのは戦後の研究だった

細かい説明は
Wikipediaに譲るとして
1.5キロくらいまではできる
と目論まれている

アメリカは1980年代まで
戦車砲から打ち出して
数キロ先の敵を丸ごと消滅させる
『核砲弾』を開発・完成していた

そこまで核兵器は
小型化が可能なわけだけれど
アメリカはそのレベルに達するまで
40年以上かけたのだけれど

どうやら北朝鮮は
最初からその方向を狙うという
かなり高望みな計画を
進めていたみたいだね

最初の核実験は中国に申告していて

爆発の規模は当初の予定よりも
だいぶ小さかったけど
それなりに小型の弾頭で
ちゃんと爆発しているんだ

去年だったかやった奴の中に
水爆の実験だと自己宣伝
していたのがあったでしょ?

水爆の起爆装置は
あくまで原爆だからね

どうやらそれも
そこそこいったみたいだ

まぁ1.5キロで
10キロトンとか20キロトンとか
そこまで行ったかわからないけど

爆発して飛び散るのを
防ぐためだったら

最も高温に耐えられる
強力な金属タングステンの鉱床が
北朝鮮にあるから

それを使ったんではないか?
という噂がネットで広がった

ある程度はやっただろうな

タングステンの取り出しと加工は
それなりの技術がいるけどな

ともかく北朝鮮は
そういう方向性でやっている
最初から実用性を考えて
小型化に向かっているところが危険だ

近々本当に実験をやったら
アメリカは動き出す

しかも連中は固体燃料ロケット
すでに手にしている

北朝鮮本土から
打ち上げる必要はないんだ

早い話漁船や貨物船に隠して
アメリカ本土の近くから
打ち上げることができるんだよ

地上ではなくて
成層圏で爆発させたらどうなる?

EMP
超強力な電磁パルスが地上のおそらく
周辺1000キロくらいを襲う

大停電が起こる

コンピュータも全部
チャラになった先は
借金はなくなるからいいかもしれないが

それはおそらく熱核攻撃で
地上攻撃するよりも
多くの被害が出るよ

あの程度の核兵器と
すでに言っていられる状態段階では
なくなっているよ

『核拡散防止のため』という
錦の御旗ができるわけだ

北朝鮮に対しては
『戦略的忍耐』と言い続けていた
オバマ政権だけどその一方で

核テロ防止のための国際会議は
散々やって一定の賛同も
得ているわけだ

当たり前だよ

北の核開発は
『核テロの時代に幕を開くものだ』
と言い出すだろう

トランプがそう言い出すのは
時間の問題だよ