狂躁亭日乘・露土戦争前夜?201511250606 | おととひの世界

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リンクも始めましたよ

アメブロ内の大変有名なブログ
「世界の裏側ニュース」さんに

トルコのエルドアン大統領のせがれが
isの幹部と会食しているところが
ばっちり写真撮られて
ネットに上げられているらしい、と。

トルコ国内で、しかも。

日本ではほとんど報道されていないが
トルコ、ここ数年 エルドアン政権が
かなりめちゃくちゃな情報統制を
やっていて、

twitterを遮断したりとか
度々やってます。
おそらく 現在も
盛んにやっているはずなんですが

暴動も頻発しています。
今回の「有事」以前から、ね。
すでにトルコ国内は危険な状態ですよ。
夏の終わりからひどくなっている。
政権側はネットを強烈に締め付けている。

にもかかわらず こういうことが
起きている。 削除人による
削除がアップの嵐に
追い付いていない。

つまり 組織的に大量に
アップし続けているやつがいる
わけですよ。時期を考えれば
十中八九 ロシア側の人間でしょうね。

最近はイスラム国という言い方
やめてるらしいけど
あいつら 征服地の油田地帯で
石油を強奪盗掘している。

それが資金源になっていることは
誰だって分かっている。

しかし 世界中の石油流通を
仕切っているのは
アングロサクソン系の
石油メジャーですよ。

現在はプーチンの
呼びかけで、ドルを介在しない
原油取引が増えているとはいっても
依然として 世界の原油市場は
ドルの世界です。彼らがトルコと
ISの取引を把握していないはずがない。

しかもこれまた世界の常識だけど
トルコは世界中の麻薬の一大集散地です。

これもさらに野放図になってしまった。
アメリカ その他欧米世界戦略のための
必要悪としてね。

そもそも 近代 トルコという国。

500年近く続いた
大オスマントルコ帝国が
第一次大戦で解体された。

もちろんそれをやったのは
イギリスと アメリカですけれども
その結果出来たのが
現在の中東産油国なので。
第一次世界大戦の目的の半分は
それだったんですけど。

中東諸国のあの 定規で引いたような
わざとらしい、まっすぐな国境ね。

ロックフェラーのスタンダード石油系
さらにチャーチルがこしらえた
ブリティッシュペトロリアム・BP
のような国策石油会社、
そしてロイヤルダッチシェル。

多国籍企業重役室で決められた
国境線なんですよ。
アフリカ大陸の 国境線も
ほとんどがそうだけどね。

自然国境線があんな真っすぐって
ことは普通はありえないですよね。

その結果 トルコは
首から下を失ってしまった。
小アジアとアナトリア半島に
引っ込まざるをえなくなった。
普通はそこで草刈り場にされる。

しかしそうならなかった。
ともかく19世紀だけで
何度もロシアと大戦争をやっている。

しかも19世紀半ばのクリミア戦争は、
イギリスをはじめヨーロッパ諸国が
トルコに加勢したため、
一度は勝利している。

明治維新のだいぶ前の話ですよ。

その時にオスマントルコ帝国は
ヨーロッパ式の士官教育の必要性を
痛感した。そこで士官学校を創設した。

その成果が第一次世界大戦で。
ムスタファ   ケマルという天才が出た。
「ガリポリの戦い」という
オセアニアの若者を使って
かなり無理をした敵前上陸 作戦を
イギリスがやった時に

これを水際と山岳地帯で迎え撃ち
とても むごたらしい形で
壊滅させたのが
ムスタファ ・  ケマルだった。

10万人近い若者が死に
このためにチャーチルは
海軍大臣辞任を余儀なくされた。

このことは アンザス諸国
ほとんど ニュージーランドと
オーストラリアですが
ここの国民のイギリス本国ばなれを
加速したと言われている。

ニューヨーク生まれ オーストラリア
育ちの俳優、映画監督
メル・ギブソン、周囲にそのことを
覚えている 年寄りが大勢いたらしく、
「ガリポリの戦い」 を映画化しています。

大英帝国に煮え湯を飲ませた男
それが ムスタファ ・  ケマル。

彼が共和国となった トルコで
イスラム圏としては最初の
政教分離をあえて断行。
これを共和国の国是とした。

ムスタファ  ・ ケマル
有能で強力な軍人だって事実を
ヨーロッパ諸国がみな知っている。
あのチャーチルに煮え湯を飲ませた男。
それでなくても最近までは強かった。
ロシアと何回も戦争やるような国だから。

だから足モトを見られて
喧嘩を売られるようなことは
あまりなかった。
キプロスの領有権問題をかかえている
ギリシャ以外とはね。

だから 共和制トルコ は、
イスラム圏では唯一
近代化を早くから達成できた。
あのあたりでは最もヨーロッパ化が
進んでいるところでした。

だからヨーロッパ連合が成立したとき
入れてくださいって
手をあげたんですよ。

もう100年近く努力してきたんだから
みとめてください、とね。ところが
ヨーロッパ連合はそれを認めなかった。
事実上の門前払いだった。

しかし トルコ共和国
NATO・北太西洋条約機構に
早くから正会員として入っている。

どうでしょうね
ヨーロッパのこのお見事な
二枚舌。ダブルスタンダードね。

このことでヨーロッパ連合なるもの
白人キリスト教国 連合であることが
はっきりしたわけです。
トルコ共和国はさん下の鉄砲玉です。

それならってことで
イスラム政党が躍進してしまった。
その親玉が現在のエルドアン 大統領。

言うまでもなく このことは
トルコ建国の父である
ムスタファ・ ケマル
=ケマル・アタチュルク 以来の
共和国建国の精神に反したものです。

身辺がみギレイで清廉潔白であるなら
まだしも、親族が闇石油利権に
どうやら絡んでいるらしい事が
これで国民に明らかになってしまった。

今後は米英ヨーロッパの尻馬に乗って
ISに 武器を 売りわたしている
窓口こそ トルコである
ということを、また ネットで
暴露が始まるのでしょう。
そんな事はすでに ほとんどの
トルコ人 が知っていること。

問題はそのカネがどこにながれて
いるかということでしょうね。
これまたその暴露が始まると思う。
ネット上でね。

おそらく 今回のロシア機撃墜
自分たちが時間をかけて築き上げた
隣国シリア侵攻への橋頭堡

とてもアナクロに見えるかも
しれないけど、トルコ人 は
中東全域が自分の領土だと思っている。

大声で言わないだけで。
元々すべてが オスマントルコ
だったんだから。

手始めはシリアからってわけです。

それがロシアによって
木っ端微塵にされることが我慢ならず、
ヨーロッパまで巻き込んで
ロシアと事を構えようという
肚だったのでしょうが、

ちょっと話の筋が悪すぎですよ。

集団的自衛権行使とか言って
北大西洋条約機構動かそうってもね
なかなか そうは問屋がおろさない。

2008年に グルジアの サーカシビリが
自分でロシアの基地を攻撃しておいて

当然のごとく ボコボコにされて
後からNATOに入れてくれと泣きついた。
NATO・北大西洋条約機構は
もちろん断りましたよ。

当ったりマエですよ。
そんな狂犬病みたいなやつの
できごころの喧嘩に付き合ってたら
4、5年かごとに
世界大戦になりますからね。

ナニせ、プーチンが相手だし
しかもガチ怒らせて。
どう考えたって
喧嘩する相手を間違えてますよ。

現在トルコとイスラエルは
とても良い関係にあって、
陰でつるんではいるけれど、

ネタニヤフだってロシアと正面
事を構えるほど無謀ではないです。

けしかけることはするかも
しれませんがね。いざとなったら
ハシゴ外すに決まっている。
エルドアンも詰んでしまった気がする。

彼は、ケマルアタチュルク以来の
トルコ共和国の歴史が
積み上げてきた資産全てを
現在まさに食いつぶしつつある。

そう考えている軍幹部も
たくさんいるはずです。

トルコという国は隣国ギリシャとともに、とてもクーデターが
起きやすい国だということ
忘れるべきではないでしょうね。


この事件の直前に
現在ロシア領になっている クリミアで
送電線 鉄塔 破壊による
大停電が起きた。

これは トルコのせいではなくて
トルコと仲が良い 国のやったこと
だと思いますが、同じことを
やられないという保証もありません。

プーチンは元々 スパイマスターです。
それを考えるなら まず暴露が先
しかるのちに破壊工作へと
ステップアップしてくるはずです。

エルドアン政権は
ヨーロッパ 、アメリカ
そして 中東諸国の闇の部分に
あまりにもコミットしすぎてしまった。

ちょうど1980年代パナマの独裁者
ノリエガのようにね。
ノリエガは結局アメリカによって
つぶされてしまった。
構図としてはそっくりだと思う。
ノリエガは逮捕されて生きているけれど。