饅頭(まんじゅう)
・・・もちろんお饅頭という意味もあります。
しかし今日はお巡りさん用語・・なので
ぜんぜん別の意味になります。
・・お巡りさんようで饅頭といえば
「死体」・・つまりホトケサンと同じイミ。
刑事ドラマなんかではホトケサンて
よく聞くんですが、まんじゅうは
あまり聞かないですよね。
・・江戸時代まで日本は土葬が普通。
火葬が一般化したのは明治時代以降です。
現在は法令で土葬は禁止されています。
江戸時代までの土葬においては
死化粧施した死体は棺桶ではなく
丸桶に入れられ、棒にぶら下げられて
担いで持って行かれ、埋葬される。
・・・もちろん墓石があるような
お寺の墓地に埋葬される場合は
棺桶に入れられる場合もあった。
・・・しかし例えばお百姓さん
なんかの場合、山のはずれに持って
行って埋めてあげて・・が多かった。
・・・その時こんもりと土まんじゅうを
作るような塚を作って・・が普通だった。
このことから「饅頭」・・と。古風です。
・・・なんとなく昔の風景が浮かびます。
・・いわゆるサツ回りの記者ね。
今の警察はそんな言葉使わないと
思いますが、変な言葉ばかり使う。
だからまずそれを覚えなきゃならない。
タレがついている
・・・・タレコミつまり証言がある。
二本橋
・・・トイレのこと。昔は小さな川に
柱や板を2本渡して水洗トイレに。
二枚橋ともいう。
てっちん
・・・鉄道の駅舎のこと。
「・・いいか!!てめえがなァ!!
てっちんの二本橋でカメってやがった
って・・タレがついてんだよタレが !!」
( いいですか。あなたがね。
鉄道の駅舎のトイレでノゾキを
していた・・という証言があるのですよ)
・・・カメっていた→出歯亀した
・・つまり痴漢・覗きなどのこと。
・・・どうでしょうこの趣のある
上品な専門用語の数々。・・さらに
牛の爪・馬の爪
・・・ウシは偶蹄類、つまり
ヒヅメが割れているから ・・
最初から割れている・・犯人は割と
簡単に見つかる・・というイミ。
・・反対に、ウマは奇蹄類ですから
頑丈な1枚爪でしかも蹄鉄が付いてる。
・・簡単には割れない。難しい事件。
・・・・デカ用語は奥が深いです。
「そいつはまた、ウマの爪だなァ・・」
困った時にこういうことを言う。
リストラとかスマホとか薄っぺらな
言葉しか考えない日本経済新聞の
記者よりも、ずっと文学的ですね。
・・・お巡りさん用語でもう1つ
赤ポリ
・・・なんでこういうのか知らないん
ですが「赤ポリ」は婦人警官のこと。
今は嘱託の監視員がやってるでしょ?
駐車違反の切符切り・・・あれは
「緑の悪魔」って言われてますが
「赤ポリ」・・もかつては似たような意味。
婦人警官さんには悪いけど
結構恨まれてましたからね。
・・・目黒駅の前だったか
原チャリ停めたら若い婦警さんに・・。
これが全然おおめに見てくれなくて。
ついつい・・「ヤな赤ポリだなァ・・」と
ひとりゴチたら聞こえちゃった。
「アンタっ!! 今何つった!!?
赤ポリって言ったでしょこらァァ!!」
「いえいえ誤解ですョ誤解です!!」
・・・思いっきり切られました。
かかる場合には絶対口にしないよう。