古論理的思考サーフィンを楽しむ | おととひの世界

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きちんと理屈を言ってるのにこの人何か言ってることおかしいよ・・、という場合に、ちょくちょく見かけるのがこのパターンなんですよ。「古論理」、もしくは「古論理的思考」。論理には違いないんだけどちょっとおかしい。フォン・ド・マルスという精神科のお医者さんが主に神話などの世界の把握パターンを説明したものです。昔の本なんかによくネイティブアメリカなんかの物の言い方の例が紹介されてましたね。

鹿は 足が速い。

あいつは 足が速い。

あいつは 鹿だ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・、!?でしょ?


まずいことにこのにパターン、精神的な病変に伴って現れることがよくあるので要注意なんですけどね。

普通の論理的な認識だと、「AがBをする」のとき、
主語・Aによって行為する者を認識するんだけど、

「古論理」の認識パターンにはまってしまうと、述語のBによって、というか寄りかかって行為者を認識する形になってしまう。正常な精神活動というか現代社会における日常のコミュニケーションの中で使われると困る論理的認識のパターンなんです。

ところが、この「古論理的思考サーフィン」を年がら年中、四六時中やっておられる方もいる。詩人の皆さんです。「述語が同じなら、その主語もまた同じ」
という思考パターンというかスケールで、この世界の一切が測られ語られる。実は我々が私的に美しいと思うフレーズやパサージュ。我々が古代人だった頃の古い古い考え方にフィットするからかもしれない。精神病患者にみられる思考パターンでもあることからこの古論理的思考パターンを進めるほど、詩的文章は面白くなると同時にある種の狂気を帯びはじめます。アルチュール・ランボオのようなやや狂的な詩人はそのほとんどがこれを濫用している。
李白なんかもこのパターンですね。

これを言うとちょっと怖くなるんですけど、世の中の困った民族主義者・差別主義者の方々。世界中ブロガーなんかでもたくさんおられますが、このパターンが多いんですよ・・。

あいつは ユダヤ人

こいつも ユダヤ人

だからユダヤ人は恐ろしい


こういうパターンですね。ヒトラーはここにユダヤ人と入れてたわけですが、ここに入るものなんだっていーわけですよ。その時々に腹が立つヤツムカつく奴。当てはめればそれで終わり。ー古論理的思考っていうくらいで人間はこういうの論理パターンを使ってた時代の方が長かった。アリストテレスだとか近代論理学だとかなんぞよりもはるかに我々の思考には原始的な情動レべルでよく馴染むんですよ。
だから大声で繰り返しやられるとそれが正しいもんだみたいに見える。「古論理的思考」なんて知っている人、まあコンマ何%もいないでしょ?

学生の頃中国人の留学生が身近にいて、あまりにも何もかも中国みたいな事言うので、お前さんのものの考え方要するにネイティブアメリカンの考え方と同じだよと教えてやったことがあります。怒り狂いながら納得してくれましたけど。これが相手が韓国人となれば納得できなかったりする。日本と中国と韓国。同じテーブルについて話し合おうと思うのであれば「古論理的思考パターン」をジャッジシステムによって排除する必要がありますね。そうしなければ1歩も前に進まない。

最後にオカルティストの思考パターン。
大体100%「古論理的思考パターン」です。
あらゆる占いもそうね。
でもいいんですよ。
私はオカルト的思考は人間にギリギリ許されている論理認識パターンエンタテインメントだと思っていますんで。そう思って付き合う限り健全なんです。
「神々は動いている」・・滅多に更新されないけど素晴らしいブログですよ。「幻の桜」もそう・・。いつも最高の詩人てはこういうもんだと思ってみてます。