さて手術室をあとにしたワシは




リカバリー室という重病人の
回復部屋に運ばれたのだが
全室個室が売りのこの病院で
リカバリー室は相部屋になりました
えぇワシのすぐあとに手術をした
隣のベッドの方がこの部屋で
カーテン一枚隔てて同部屋に
陣痛室にあった荷物を
看護師さんと夫ペイタくん
で
まとめておいて下さり
台車に乗せられ運ばれました

そして夫ペイタくん
は
祝日のためにお休みでしたので
さすがに早すぎる時刻は避けて
少し経ってから実家のご両親や
アネキチに生まれた報告の連絡をし
ワシも両親とアネキチにメールを

看護師さんから
「昨夜から何も食べられなくて
辛かったでしょう
午後に回復食が出されるので
それまではお水は飲んで大丈夫
」

食後の歯磨きもビニール袋に
ペッと出します
完全に要介護の重病人で
お腹には全く力が入りません
それから午後に別々に姑と
義理姉が同じ時刻に登場
なぜか姑からは風水の本を
2冊渡されました

まぁそもそも我が家には
ベビーベッドもないし
テレビも炊飯器もヤカンもないし
あまり参考にはならないかな
そうして姑も帝王切開の経験者なので
話がちょっと盛り上がり
いよいよ何度かナースに注意され
もう出ていくまで見張られてしまい
ペイタくん
とアネキチに
つまみ出されていきました
その後アネキチとペイタくん
は
お世話になっているお寺さんの
報恩講に顔を出すとかで
これまた別々に現地に向かい
ようやく1人になったワシは
その静けさが寂しく感じる一方
早く歩いておチビさんに
会いに行きたい高揚感とで
感情は忙しくなっていました
それからようやく
2時間おきに寝返りや
下のお世話をしてもらったり
うとうと寝てみたり
とりあえずひたすら
ゴロゴロしていました
時折聞こえる隣の家族の会話
どうやら二人目の出産で
上の子とお父さんは
ペイタくんと同じロビーで
お母さんを待っていたようでした
そして夜に聞こえてきた看護師さんと
お母さんの会話の内容からして
かなり危ない深刻な状態からの
緊急手術だったことが伺えて
他人ながらお母さんも
赤ちゃんも無事で良かったなぁと
心底思ったのでした
羊水が少なくなっていたとか
胎盤が剥がれてきたとか
へその緒が絡まっていて危いとか
出血が多量で危険だったとか
何かは忘れたがとりあえず
命に関わることだったので
ワシのあとの手術で間に合って
本当に良かったと思ったのでした
それから夜は更け痛み止めを
これでもかというほど使い
38℃だったかしら高熱に
うなされるのでした
viva 出産は命がけ
ばーい











