昨日、おととい…つまりは先週土日出勤でありましたが、急遽あした休みになったので、
すっかり気を良くしたあたいは、調子に乗って続きを書くことにする。
と、前置きはいいか。すみやかに本題へと移りまーす。
その日はとても楽しい日でございました。
東京に出て来てからは、その時点で一番に、
56歳の今からみても、生涯で五本指に入る素敵な夜であった。
しかも、その四年くらい前から、まだ地元新潟にいたときから、心の底から笑ったり、大騒ぎなんかまったくしてなかったんで、なおさら格別でした(そのあたりのことはいずれ書く。たぶん)。
「ふざけんな、ナロー!」
「つめてーんだよ、ナニすんだよ!」
「もっとくらえー!死ねー!」
…いささかコトバは乱暴であるが、三人とも笑顔でビール攻撃に夢中になっていた。
そして、エキサイトし過ぎた我々は、
台所へと向かい、
それぞれが、
マヨネーズ、ケチャップ、めんつゆ、など、新たな武器を手にし、
さらに攻撃を続けた。
先にカネコが、
「うわー!」
と外に逃げ出した。
すかさず、隊長と2号(これはぼくね)が追いかける。
場外乱闘である。
ちなみに、寮がある場所は、
長屋、というか、古い家が密集してる怪しげな住宅街であった。
(おそらく)1988年くらいだったと思うのだが、ほんの一年前までは便所が汲み取り式だったのだ。
あたいが住んでた(新潟の)地元だって、1980年くらいにはほとんどが水洗トイレになっていたというのに。
ま、そんなんはいいか。
「待てー!」
と、隊長&2号は、そのせまい住宅街を、カネコを追って、まだいくらか残ってたマヨネーズとケチャップをそれぞれ持ち、思い切り走った。
カネコも全力で逃げた。
しかし、哀れカネコは、我々にとっ捕まってしまい、
最後のマヨネーズ&ケチャップ攻撃を全身に浴び、
そこでようやく、試合終了、となった。
三人ともゼイゼイ息を乱しながら、でも、
みんな満足して、寮へと戻ろうとした。
「いやぁ、マジおもしろかったな」
「部屋、すっげーことになってるよ。マヨネーズとかケチャップとかビールとかで」
「まぁまぁ。あしたみんなで掃除すればいいじゃん。とりあえず帰って寝ようぜ」
そんな会話をしながら寮へ戻ろうとしていると、
前方の、暗がりから、
ひとりの、
めっちゃ怖そうな、
おっさんが、
木刀片手に、
我々に近づいて来た。
「お前ら、
ナニ考えてんだ」
低い声でつぶやくように、
おじちゃんはそう言うと、
片手でつかんでた木刀を、両手で握り直し、
さらに、
木刀の先を、
頭上に持っていった。
ヤベ、このヒト…どー見ても、ヤクザじゃん。
…続く。