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今日は何のために採血をするのか
採血で何が分かるのか
の話です。
小児科の外来で一番多い病気は
風邪です。
咳鼻水の風邪とか
お腹の風邪とか。
風邪は自然に治るので
採血は必要ありません。
私たち小児科医が採血を考える基準としては
以下のようなものがあります。
1. 発熱が5日を超えたとき
だいたい風邪は2-3日で
熱が治ることが
多いです。
5日を超えてくると
肺炎になってたりだとか
ウイルス感染ではなく、
細菌感染(抗菌薬が必要)であるとかを
考える必要があります。
その“あたり”をつけるために
採血をします。
当日〜翌日で結果が出る検査は
“あたり”をつけるくらいで
細かい原因などは分かりません
2. 特定の病気を考えたとき
川崎病
アレルギー
特定の感染症(採血で分かるもの)
肝臓や腎臓の病気
貧血など血液の病気
などピンポイントで病気を疑ったときにも
します。
ここでも
“だいたいのあたり”をつける項目だけ
はじめやって
後からさらに病気の把握に必要な項目を
追加していくこともあります。
アレルギーなどは
半年とか1年とかで
定期的に病状把握に採血したりもしますね。
3. なんかやばいと思ったとき
病気はよく分からないけど
なんかすごく具合悪そう
って時にも採血します。
(そうは言っても
何となく「これかなー?」は考えますが)
「この項目がやばいんじゃないか」という
だいたいの勘は当たることが多いですが、
意外な項目が悪かった、ってことも
あります。
全然やばくなかった、
あー良かった、ということも
あったりします。
4. 診断のためではなく、重症度の把握
診察である程度
診断はついているけど、
重症なのか
大したことないのか
知りたい時にもやったりします。
(私は病院で働いているので
開業医さんでは
そこまで気楽に採血しないと思います)
この場合は“点滴のついで”が多いです。
点滴や入院が必要な子に
やる事が多いです。
採血で分かることはごく一部
今まで書いてきたように
すぐ結果が出るような採血は
“だいたいのあたり”をつけるために
するような感じです。
何か重要な病気の診断をきちっとする
細かい病態を把握する
ためには
追加で色々な検査を
(採血も含む)
しなければならない事が多いです。
何度も針を刺すのはかわいそうですが、
“今考えられる病気を把握するために
必要な検査全部”をしてしまうと
採血の量がすごいことになってしまいます。
(採血で貧血になっちゃう)
そもそも複雑な検査は結果に時間がかかるので
ほとんどの“大したことない病気”のために
きっと意味ある結果が出ない検査項目を
最初から検査するのは
無駄が多いです。
「採血をすれば
原因がわかる」
ことはごく一部だけど、
大きな病気の見逃し
とか
病状のだいたいの把握
のために必要なんだな、と
ご理解いただければと
思っています。
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