上橋菜穂子 「狐笛のかなた」&「精霊の守人」 | いつもスマイリー♪

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久々に本の話題です。




もともと私は気に入った本があると、ずっと同じ作家の本を読み倒す傾向にあります。


で、ここ一ヶ月はまりまくっていたのが、上橋菜穂子さん の本です。

野間文学賞など、賞もたくさん取られている方だったのですが、うかつにも私の中ではノーチェックでした。


母に「えっ?知らないの~」と言われ

最初に手にとったのが

「狐笛のかなた」



ジャンルとしてはファンタジーなのですが、夢のようなお話というよりも、心理的な描写が素敵な話です。

普通の人間にはない能力をもった「聞き耳」の小夜と、霊狐で人間に恋してしまう野火、そして戦国武将の

隠し子である少年のお話です。

ファンタジーや伝奇という以上に、この3人の心情がそれぞれとても丁寧に、美しく描かれて本当に

素敵な話です。

そして、泣けます・・・・。

ストーリーもファンタジーとして、ぐいぐい引き込むので、途中で辞めれなくなり、最後は号泣しました。


ちなみに、この本、遅読派のNちゃんに貸したのですが、一日で帰ってきました。

「すごいおもしろくて、あっという間に読んじゃった・・・」と。



調べてみると、上橋菜穂子さんとうい作家さんは「守り人シリーズ」というバルサとチャングムという

女用心棒と王子の話で有名な方なんですね。

とういことで、

「精霊の守り人」を買いましたが、これがまたおもしろい!

「狐笛のかなた」は日本の戦国時代を舞台にしたファンタジーですが、これは架空の世界を舞台にした

ファンタジーです。

これも確か賞をとっていて、書評をみると「大人のためのファンタジー」と書いてあるのですが、

まさにそのとおりです。


バルサという女用心棒がチャングムという王子に雇われるところから物語がはじまるのですが

このバルサは30代の女なんですよ。

そして、30まで生きてきただけに、いろいろな経験をして色々な思いを抱えていきているんです。

チャングムは少年ですが、このチャングムに対する目線が、母性もかんじるし思慮ふかさも感じる。


とにかく両方の作品に共通して感じるのが、女の子ではなく、大人の女性の強さとか優しさ、

母性といったものなんですよね。


日本にこんな素晴らしいファンタジーがあったなんて・・・

これを読んだ後に、ハリーポッターを読んだのですが、ハリーポッターはやっぱり子供のためのファンタジーで

おもしろいけど、一方でゲーム的だな~と。

わたしとしては、こちらの方が何度も読みたい作品かな・・・


現在この守り人シリーズは文庫で4冊まででています。

(もちろん、全部いっきにかって読みました)

単行本ではもっとたくさんでているようなので、文庫化するのが待ち遠しいです~


ひさびさに、読み倒したい作家さんを見つけました!