7F循環器病棟の病室から眺めた東京の風景(スマフォ撮影)。
残暑お見舞い申し上げます。
「心停止」の記事では皆様から沢山のお見舞いコメントを頂きありがとうございました。本人も皆様の有り難い励ましの言葉に勇気を貰い、今後も前向きの姿勢を貫き通す覚悟が出来たようです。これからも当ブログを宜しくお願い致します。
体外式ペースメーカー装着が成功し、徐脈の危機を脱したこの日、4年ぶりの隅田川花火大会が行われた。同室の患者さんも花火が気になるらしく、何処か見える場所はないかと、看護師に訊いていた。心優しい看護師さんはその思いを叶えようと、病棟のあちこちを調べて回っていたが、結局7階から見える場所は残念ながらなかったようである。私は最上階の19階なら見えるだろう事は知っていたが、そこは一般庶民が入る事の出来ないVIP専用の病室。特別室は一日8万8千円の費用が掛かる。よほど経済的に余裕がなければ入る事は出来ないようだ。
私はYou Tubeの隅田川Live映像で花火の様子を愉しんだ。入院さえなかったら、今年こそ花火をカメラに収めたいと春頃からずっとその想いを温めていたが、結局それは叶わぬ想いで終わった。花火を撮りたくて始めた一眼レフだったが、3年が過ぎた今でもそれは達成出来ていない。この悔しい想いを来年の夏にぶつけて発散したいと思っている。
ところで、前回の記事では触れていないが、徐脈が始まったのは入院前の7月22日からである。前日に撮影した写真を整理しようと午前中、パソコンの前に座り作業を始めようとした時、突然めまいが起こり頭がクラクラして、ほんの一瞬だったが気を失ったようだ。その時に机の角に頭をぶつけた事は覚えている。その後も断続的に酒を飲んで酔っ払ったようなフラフラする感覚になり、よろけそうになったりとかなり不安定な状態だった。ネットで症状を検索してみると「のぼせ」「自律神経失調症」「更年期障害」等の言葉しかヒットせず、徐脈だとは全く気付かないでいた。その日もふらつく状態のまま、撮影に出掛けており、気が遠のく感覚の中でファインダーを覗きシャッターを切っていた。今思うと相当危ない状況だった事は察しがつく。結局、入院するまでの4日間は数秒の心停止を起こしつつも、失神もせず辛うじてやり過ごせたのは奇跡的でもある。
さて、過去を振り返り自分の入院履歴を見るとその殆どが「心不全」そして脈が100を超える頻脈である。だからそれを改善するための薬であるβブロッカー(メインテート)や強心剤のジゴキシンを使って来た。然し今回の徐脈の原因はこの2種類の副作用によるものである事が分かった。その為、入院と同時にこの2つの薬の服用を一旦中止した。心臓を守る為の薬が諸刃の剣となってしまったのである。
ペースメーカー植込みが成功し、次の日からメインテートを再開、いきなり元の量に戻すのは危険なため、最低量から開始、暫く止めていたワーファリンもすこしづつ増やして行き、採血の結果を見ながら調整して行った。ジゴキシンのみ中止としたが、退院から2週間以上経っても心不全の兆候は見られない事から強心剤は無用となるであろう。薬が少しでも減ってくれるのは腎臓への負担も軽くなる事から大いに歓迎すべき点である。


