タダでも要らないオスプレイ。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


プールサイドの人魚姫-オスプレイ

 脱・原発デモと同じように、このオスプレイ搬入についても岩国市の住民団体等が大規模な反対集会を開いたが、住民の声はヘリの騒音に掻き消されるが如くに届きはしなかった。

 米海兵隊の垂直離着陸輸送機『MV22オスプレイ』は老朽化した現在の輸送機である『CH46』の代替機と言われているが、過去に幾度となく深刻な墜落事故などを起こし、欠陥品として国内外から批判や疑問視する声が高まっている。

 民間から起用され注目を集めた『森本敏防衛相』であるが、軍事のエキスパートが存在しない日本の現状を打破する為に、国の安全保障が専門である森本氏の手腕に期待する野田総理の大英断だったかどうかは未知数である。

 このオスプレイについては、彼が民間人であった時期にその危険性を最も強く訴えていた筈である。然しながら、国の防衛を担う立場となると、民間人だった時の鋭い洞察力と指摘は影を潜め、言いたい事の半分も話せなくなるという永田町の論理に取り込まれてしまい、身動き出来ない状態だ。

 おそらく最も危機感を抱いているのは森本氏自身ではないだろうか。然し国の方針と日米安保という過去の亡霊によって金縛りに合い、米国の言いなりという現状に沈黙を貫き、教条的に為らざるを得ないのである。

 このヘリコプターとも飛行機ともどちらににも属さない様な飛行物体は、実に中途半端な輸送機であり、設計の段階で大きなミスを犯していると思われる。

 設計者はおそらくヘリと飛行機の優れた部分を合体して造ったつもりだろうが、『二頭追うものは一頭も得ず』と言われるように、欲をかき過ぎると悲惨な結果が待ち受けているのである。

 危険極まりないこのオスプレイが世界で最も危険な基地『普天間』に配備されると言うのだから、呆れ果ててしまうが、事故が起こってからでは遅い。

 原発事故で散々な目に遭っていながら、いまだに確実な安全性を手探りで模索している段階で、これを受け入れてしまうと言うのは実に不快極まりない。

 殆ど一年を通して沖縄のみならず、本土の70%以上の上空に150mというおよそ考えも付かないような低空飛行訓練を行うのである。

 国土の狭い日本はアメリカと違い、島国特有の風土と気象条件があり山間部を飛ぶと言えども、何が起こるか分からない不測の事態を想定しているのだろうか。

 代替機を造るのであれば、世界に誇る日本の優れた技術を駆使して製造した方がよっぽど高性能のヘリコプターが造れる筈である。

 日米両政府はオスプレイの事故調査でその安全性を確認後に試験飛行を実施。10月初旬から普天間飛行場を拠点とし本格運用に踏み切る模様だ。

 日本は駐留アメリカ軍の維持費を大部分負担しており、アメリカにはかなりの資金援助をしている。その返礼が日本国民を危険に晒すと言う事であるならば、日米安保は既に頓挫していると言ってもよいだろう。

 例え無料で乗せてあげると言われても、わたしなら即座に断るが皆さんはどうだろう?それでもタダなら一度は乗ってみたいと思うのだろうか…。