皆様 残暑お見舞い申し上げます。
蝉の声に混じって夜ともなれば虫の羽音が夜の片隅に響き始め、秋の姿がすぐそこまで来ているというのに、この夏の猛暑は想像を遥かに超えて陽の照り返しが熱中症となって現れ、多くの人々が救急車のお世話になり、中には亡くなる方もおります。
わたしは熱中症ではなかったのですが夏風邪をこじらせてしまい、激しい咳に悩まされ夜も眠れずすっかり体調を崩してしまい、土日も含め5日間寝込んでしまいました。
熱中症対策にはこまめな水分補給が欠かせないのですが、わたしの場合それが裏目に出てしまう時があります。厳しい水分制限のあるわたしにとって、水は命に関わる問題。多く摂り過ぎれば浮腫みとなり、少なすぎれば脱水症状を引き起こす。
循環器外来へ行き検査をする度に、主治医が「神戸さん、脱水起こしてますよ」と言う。夏は1.5リトッルまで、冬は1.0リットル。
その決められた範囲で自分なりに気をつけているものの、夏場になると汗をかく分も頭に入れておかなければならず、その調節が難しい。
計量カップを持ち歩いて計りながら飲んでいる人なんて見たこともないし、入院中のような管理下ならいざしらず、そう簡単にコントロールが出来ないことをこの1年で充分理解したものの、後は自分の勘任せという実に頼りない状況。
夏冬限らずわたしは一年中熱中症のようなものと半ば諦めている状態。病気で身体が弱って来ると実に心細くなるが、あれほど入退院を繰り返していた数年前に比べれば、今は一人でもなんとか入院せずに頑張っていると思うものの、今まで家族に甘えすぎていたから病気もよくならなかったのではないかと考えるようになった。
ただ、寝込んでしまうとあまり良い考えは浮かんで来ず、薬に命を支配されている自分がつくづく嫌になってしまったり、たまには病院の方から診察に来て欲しい等と病人特有のわがままを言ってみたり、憂鬱な時間の中で不整脈の音に耳を傾けながら愚痴を零す始末。
わがままを言える相手がいるという事は幸せなことだ、そういう相手を大事にしていかなければ、幸せな人生は送れないと最近になって漸く解った。失って初めて気付く自分の手足のようなもの、それがきっと家族なんだろうね。