顔のない逃亡者。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


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どんなに整形手術をして顔を変えても、心の奥底に巣食った闇までは変えられない。

市橋容疑者が逮捕されてから一週間が経過した。

彼はいぜん食事を拒否しているようだが(ハンスト?)わたしの経験上それも一週間が限度ではないかと思われる。

更に食事拒否が続くとすれば健康上に問題が発生する。

点滴を打ちながらの取調べが始まっているが、それだけで口を割るとは到底思えない。

昭和30年代に高視聴率を上げた人気テレビドラマ「逃亡者」を思い出すが、わたしと同年代の人であれば、当時TVに噛り付いてドラマの行方を追ったのではないだろうか。

この「逃亡者」はその後リメイクされて公開されたこともあり、多くの人たちの知るところであるようだ。

妻殺しの罪で死刑宣告を受けた主人公が、真犯人を求めてアメリカ中を旅する物語だったが、無実であれば逃げることもないだろうに…と思ったりしても、それではドラマが成り立たない訳で「冤罪」というテーマもこのドラマでは描かれている。

2005年に57歳で病死した「福田和子」もそうであったように、犯した罪の呵責を抱きながらの逃亡生活は、ゴールのない過酷な耐久レースだとも言えそうだ。

今回の事件で、職務質問の際に逃走された件が何ら問題とされていないのがどうにも腑に落ちない。

船橋署員の怠慢だったとは思いたくはないが、彼はその場を裸足のまま逃走している。

その慌て振りから察するに、余程やましい状態であったのだろう。

もし、その場で取り押さえることが出来ていたなら、事件はもっと早くに解決していたかも知れないし、税金を使って多額の懸賞金を出すこともなかっただろう。

事件の全貌解明と早期解決を最も望んでいるのは、もちろん被害者の親であり、殺されたリンゼイさん自身の魂もそれを望んでいる。

ただ、現在も市橋容疑者自身の口からは事件解明への手がかりとなる供述は聞こえて来ない様で、捜査班も長期戦を決め込んでいるのかも知れない。

若い女性が犠牲となる凶悪事件が相次いでいるが、その昔は犯罪そのものにも「身代金要求」などの確固たる「目的」が在ったものである。

それが時代の波に押し流されて、今では己の欲望だけを充たす為の「奇異的」なものへと変貌していった。

世田谷一家殺人事件もいまだに真相は闇の中である。

人は生きているだけで罪であると誰かが語っていたが、人を作ったものが神であるならば、神もまた罪人なのであろうか。

その神に手を合わせる人間の存在とは一体何なのだろうか。