錆び付いたチャンピオンベルト。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


プールサイドの人魚姫-内藤

絶頂期のチャンピオンと闘う挑戦者は運が悪い。

ベルトを奪える確立はかなり低くなるからだ。

しかし、どんなに優れた強いチャンプも何れは負ける時がくる。

それが勝負の世界。

年齢から来る体力の衰えなどは、どんなに練習を積んでも一時的にはカバー出来るとしても、12ラウンドをフルに闘いぬくにはかなり厳しいだろう。

人間の身体は20歳を境に衰え始める。

だから10代後半か20代前半が最も自分を鍛え、練習を積み重ねそして強くなる絶好の機会でもある。

全てのスポーツがそうだとは言い切れないが、ボクシングや相撲など、個人プレーの場合はそれが最も顕著に現れるのではないだろうか。

その点から見れば内藤大助選手はよく頑張っているが、先日行われた「WBCフライ級タイトルマッチ」内藤大助VS熊朝忠の試合内容について、わたしがジャッジならば引き分けか内藤選手の負けだったと思わざるを得ない。

試合後彼はリング上でいつもの通りファンに向けて侘びを入れていたが、最近の彼は少し喋り過ぎるところが目立つ。

彼自身はおそらく内心は勝った気持ちがしなかっただろう。

次の試合では良い試合を見せると約束していたが、「次があると思うな」とわたしは言いたい。

相手が中国人だったから舐めてかかっていた訳でもないだろうが、試合内容を見れば従来のボクシングが影を潜め、当たらないパンチに焦りさえ感じていた。

ダウンを奪われながら最終ラウンドでは相手を追い込むシーンも見られたが、ダウンを奪い返すほどの内容ではなかったように思える。

内藤選手の人気が高くなった背景にはあのビッグマウスで有名な亀田ファミリーの存在があったからだ。

TBSの操り人形だった亀田を前面に送りだし、亀田兄弟が絶頂期の時に試合をさせるとうTBSの思惑が当たり、それ以来内藤選手の控え目なコメントや私生活にも脚光を浴び、彼はボクシング以外の番組にも何度も登場するようになって行った。

ボクシングの基本は自分の為に闘い、よい結果を残すことである。

ファンサービスは二の次である。

この内藤選手の防衛が意図的に行われたとするならば、彼にはもっと稼いで貰わなければならないという裏取引があることも否定は出来ない。

内藤選手もそろそろファンの為ではなく、自分自身の為の試合に打ち込んで欲しいという願いはわたしだけではないだろう。

KOはもちろんファンのだれもが期待するところではあるが、それだけ集中すると自分のボクシングが狭くなり自分の持ち味は半減する。

リング上での言い訳めいたインタビューはもう終わりにすべきで、次があるならば初心に戻り、デビューした頃の自分で試合に臨むことである。

それともTBSの為に次の操り人形が現れるまでは現役でいる積もりなのだろうか。