弱い者いじめは何も子どもの世界だけではなく、大人の世界にもあるが、弱者ほど弱い者をいじめる傾向がある。動物愛護の傍ら、いつだったか白鳥と黒鳥を棒で殴って死なせた事件があった。捕まったのは中学生の男子生徒数人。
犯行の動機を尋ねると「楽しかった」と言う。
こんな答えしか返ってこない子ども達の心があまりにも荒んでいて悲しくなるばかりだ。
世の中はストレスだらけで、子どもも大人もストレス発散の場所を求めさ迷っているが、それが時に思いも寄らぬ形で現れることがある。
学校ではいじめが横行し、会社ではパワハラ被害。ホームレスを襲う少年達など。人対人からそして身近な動物へと怒りをぶちまける。
弱い動物はものを言わないし、やり返しては来ない。
それを知っていて、動物虐待に走る。本来なら守ってやるべき動物を己のストレス発散の道具に使うなどという卑劣な行為。
子どもとは言え許すべきではなく、生き物を愛する心を教え込まなくてはならない。それは大人であるわたしたちの役目。
わたしたち人間は日ごろから人間以外の生き物を大切に扱っているだろうか?
自分の好きな動物だけ可愛がっているだけでは動物愛護とは言えず、それは単なるエゴである。
他人の子どもを叱れる大人になってこそ、愛を分かちあえるのではないだろうか。
それぞれの動物に自分の姿を映し出してみれば、正しい道が見えてくるだろう。