日本列島に近づく或いは上陸する台風は9月から10月にかけて最も多く、その時期は台風シーズンと呼ばれているが、台風2号のように5月に接近した台風については過去にあまり例を見ない。日本を襲う台風はフィリピン沖で発生し、海上の湿った温かい空気を栄養源にしながら日本列島を目指し北上を続ける。
ミャンマーを襲ったサイクロンは想像を絶する被害を人間にもたらしたが、日本は気象観測が発達しているため、台風の進路をいち早く的確に知ることが出来る。
その為、台風の進路に当たる地方では、台風の被害に備える準備が早めに出来る。しかし、実際には台風が上陸し、接近、通過してからでないと被害の度合いは分からない。
予想したほどでもなっかたりすれば安堵が訪れるが、二次災害などの発生や想像以上にダメージを受ける場合の方が遥かに多いような気がする。
これは人類が自然を甘く見ている傾向が強いため、思いもよらぬ被害を受けてしまうのだろう。
泥棒から身を守るため、玄関のドアに二重、三重の鍵をかける人もいるが、自然に対して万全な防備を施すことはあまり無いのが現実。
台風2号は予想を超えるほどに大型で、勢力も強い。日本の半分がすっぽりと入ってしまうほど、強風圏内も広い。
これが最も西よりの進路を辿った場合、関東地方は大荒れの天気となっただろう。上陸していれば大きな打撃を受けたことは間違いない。
これらの自然から学ぶべきことは多いが、そのどれもが人類の将来を暗示しているように思えて仕方がない。
神が差し伸べる手にすがらなければ、所詮人間は生きて行けないのだから、高慢な態度を改め自然を敬う気持ちを常に持ち忘れないことである。