日本茶がブームになってから数年が経つ。大手飲料メーカーの日本コカコーラをはじめ、各社も競って様々なタイプの「お茶」を発売。健康ブームもあやかって人気も上々である。「爽健美茶」はダイエット効果などをうたい文句にCMにも力を入れ「荒川静香」など起用し、売り上げも上位にある。
そんな日本人が最も愛飲する「お茶」が今危機的状況に陥っている。
始まりは爽健美茶だった。中国の毒入り餃子を模倣したかの如く、除草剤(グリホサート)が混入されたペットボトル茶が日本をまたも恐怖に陥れている。
大量生産で製造されるこれらのペットボトル飲料水は、機械で自動的に造られる為、製造過程で、農薬などが混入する可能性は低い。
ただし、元はお茶の葉であり、虫よけに農薬は使われるだろうが飲料水になる過程でそれらの毒物は完全に取り除かれなければならない。
おそらく、流通過程、或いは店頭に並べられた後に何者かの手に寄って、意図的に混入された疑いが強い。このような無差別的に起こる事件は、最近あった「誰でもよい」という対象者を選ばず、社会を不安に陥れ、自己のストレス発散型とも言えるだろう。
ペットボトルの蓋は簡単に開けることが出来るし、誰もいない倉庫や人気のない店内などで犯行に及ぶことは容易い。
蓋に鍵を掛ける訳にもいかず、今後更に同様の事件が起こる可能性がある事からしても、早急に何らかの対応をしなければならないだろ。死者が出てからでは遅いことを、過去の事例から教訓として学んでいるのであれば出来るはずである。
消費者自身も一層気をつけたいところであるが、人間の味覚は、食品に含まれる防腐剤、合成着色料などの添加物に侵され、徐々に麻痺しているため味の変化に気付かない。
これも現代の食品事情における盲点なのかも知れない。