心の捻挫、朝青龍。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


心のサッカー
蹴ったサッカーボールが思わぬ方向へ飛んでしまい、収拾の付かなくなった相撲協会と朝青龍。精神科医が下した診断は「急性ストレス障害」から「解離性障害」へ。真面目に巡業へ出掛け、横綱としての仕事をきっちりこなしていれば、大横綱としての名誉を日本相撲界に残せたはず。
自分から道を踏み外したとは言え、朝青龍をこれまで自由に野放し状態で扱って来た、相撲界にも責任はある。このままでは他の力士たちにもよい影響を与えないだろう。
日本に留まって治療を受けるか、モンゴルに帰国するか結果はまだ出ていないものの、精神科医の下した診断は正しいのか多少疑問を感じている。確かにこれだけ騒がれて動揺しない者はいないだろう。土俵の上で味わうストレスとは全く異なるストレスを受けているのは確かなようだ。医者は病名を付けるプロでもある。しかし、場合によっては下された病名に人生を大きく左右される事もある。例えば胃潰瘍である患者に対し、誤診した医師が胃がんだと告げたら患者はどうなる?顔面は蒼白になり、がっくりと肩を落とし絶望という重い荷物を背負い込んで診察室を出て行くのである。僅かの診断でそう簡単に病名を付けるものではない。心の障害はとかく他の病気と違い目に見えないし、検査が出来る訳でもないから医者によっては病名が異なったりする。
仮に朝青龍が急激なストレスに耐え切れなくなり、頭痛、不眠、食欲低下、など身体的症状が現れ、それが2週間も続くようであれば、解離性障害だとかうつ病などという病名が付くかも知れない。普段の様子も分からず、2,3度診察を受けたところで早々に心の障害だと決め付けるのは如何なものか。精神科医は立場上何らかの診断を下さなければならず、医師としての立場もあるだろう。中には正直な医者がいて、病名を付けられないまま、カルテをしまおうとすると、患者サイドから「それでは都合が悪いので何とか適当な病名を付けて欲しい」と頼みこむ場合もある。まさかここまで来て仮病を使っているとは思えないが、思い込みとは恐いもので、本人にその気がなくとも、知らない内に本当の心の病を抱え込むことはある。病気であれば薬を飲み最も環境の適した所で休養することが一番である。
どちらにしろ、そう簡単に治る病気ではなく早くて半年、長引けば回復するに2,3年は時間がかかるだろ。おそらく朝青龍の相撲を土俵で見る事はまず無理。事実上の引退宣言と言ってもよいのではないだろうか。