バグダッドに血染めの煙が立ち昇る。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


自爆 シーア派とスンニ派、両者間の宗教対立は激化するばかりである。今朝の新聞の一面に載った自爆テロの記事。それと同じくしてヒラリー議員が大統領になればイラク戦争に終止符を打てるとも書いてあったが、そう簡単に事を収め、彼らの大儀を話し合いで決着をつけるなど至難の業だろうと思う。アメリカ主導の下に始まったイラク問題は宙に浮いたまま何ら進展を見ない。それどころから情勢は混迷を増し悪化の一途を辿っている。ブッシュの掲げた対テロ戦争は本来オサマビンラディン率いるアルカイダに向けられていたが、今回のような自爆テロにアルカイダは関与していないと思われる。中東に於ける宗教対立は今始まった事ではなく、権力を握る為に一部の軍人たちが宗教を戦争の道具として扱っている。人種の数だけ神は存在するが、人を殺してよいと説いている神は何処にもいない。愚かな人間だけが自分たちの戦いを聖戦と位置づけ、命を捧げてまで自爆テロに走るのだ。フセイン死すともイラクに平和は訪れない。ここにアメリカの大きな誤算が生じたのだ。否、もしかするとこれも想定内だったのか?イラク戦争を長引かせたところでアメリカに何の利益ももたらす事はなく、米軍の死者が増えるばかりであるが軍需産業だけは伸びる一方である事も事実。さて、日本国内はどう対応しているか、イラク問題は蚊屋の外。所詮よその国での揉め事と高みの見物といったところか。確かにサマワへの自衛隊派遣など国際的な援助・協力は果たしてきたものの、サマワからの声は砂漠の砂埃に消え、国民の下には届かない。安倍内閣は今それどころではなく、自分の足元が揺らぎ始め他の国に眼を向けているほど余裕はない。宗教ほど使い方を間違えると厄介なものはなく、結果的に自分の首を絞め、気が付けば隣人も争いに巻き込ませてしまう最も身近な武器かも知れない。