少子高齢化社会に向けて老人パワー炸裂。 | プールサイドの人魚姫
少子化と高齢化社会。この問題は二つセットになっており、日本の経済に暗い影を落としている。財政の赤字は大きく膨らみ続け、福祉制度の持続性を揺るがし年金制度への不信が高まって行く。行政はその対策として定年の延長、安定した雇用環境の構築、失業率の改善などを実施しているが、抜本的な解決策はいまだ見出されていないのが現状。少子化によるもう一つの問題が医療費の増大。それを食い止める為に高齢者に対する自己負担の割合を増加させ、制度の維持を保持する努力が行われている。人は誰でもいずれは老いて、自分たちの築き上げて来た社会を次の世代にバトンタッチするわけだが、団塊の世代が退職し日本の経済を支えてきた柱の数が減少し、明るい未来とは程遠い希望の持てない国の姿が浮き彫りになる。元小泉総理からその政権を丸ごと受け継いだ安部内閣に「美しい国」の本当の意味を理解している政治家はいない。エリートで坊ちゃん育ちの総理大臣に庶民の気持ちなど分かるはずもない。子どもの姿が公園から消え、過疎地では学校閉鎖或いは統合が進み、益々少子化は進み人口の減少に歯止めはかからない。子育てに悩む親が増え、子どもを産みたくない女性たちが持つ不安はそのまま現代社会の歪んだ構図を写す鏡でもある。完備されない保育園、学校への不信、男性の子育て参加。仕事に忙しい男性はそれを理由に子育てを母親に任せきりで、一番身近にいながら自分の家庭がどの様な状態かそれさえも理解していない。明るい老後は誰もが望んでいるはず。健康で長生き出来れば、仕事を続けたいと願っているだろう。老人が活躍する場の提供を促進し、知恵とスキルの塊である老人こそが日本の将来を牽引するのではないだろうか。

