闘病の話では無いけれど
前回の続きです

私達姉弟が実家を出て、祖父母と両親
だけになり、祖父自身が老いを感じ
始めた頃から“先祖代々の田畑や山
お墓”をきちんと託す為に、祖父の
父への言動は激しさを増し、ついには
“継ぐ気が無いなら出ていけ”と怒鳴る
事も有ったようで、、、
父と母は車で1時間半離れた県内陸部に
家を建てて実家を飛び出しました

引越にあたり、弟①は父に“70過ぎた
年寄りを置いて出ていくのなら、
俺はお前達の老後も知らないよ、それを
覚悟で出て行くんだな?”と問いただした
様ですが、“おう”と取り合わず出て
いったそうです

その後弟①は祖父母の様子を見に顔を
出したり、震災の際にはバン一杯に物資を
詰め込んで駆けつけたりと、祖父母を気に
かけてくれていたそうですが、震災を境に
パタリと祖父母の元を訪ねる事も電話に
出ることもしなくなり、それは祖父母だけ
でなく、親戚からも姉弟からも連絡を絶ち
“あれは祖父に何か言われたんだろう”と
誰もが思いました

それから数年、祖父母共すっかり年を
とり、祖父に認知症が現れ、今年の始め
実家での生活はとても無理になって来た
からと、夫婦で一緒に入所出来る
ホームに入ったと二人の叔母から連絡が
有りました

私は主人の発病もあり年に2度の帰省も
せずにいたのですが、GWに息子達を
連れて祖父母の元を訪ねました
1年半?2年?振りに会った祖父は、ひ孫の
顔も判らず、私には“良く来たな”と
笑ってくれたのも束の間“ばーちゃん
人が居ると疲れるから帰って貰え”と
とにかく繰り返すのでした

祖父がボケてからは祖母も言い返す様に
なったとかで、二人の掛け合いは漫才の
様で面白いと叔母は言いましたが、年を
とり我慢することなく生活出来る様に
なったのなら良かった、、、と思いました

つづく