こんにちは! ライターの浜崎輝です。
本の紹介です。
『天才と発達障害』岩波明:文春新書
天才は、どうやって天才的創造物を生み出すのか?
精神医学的な切り口で、解き明かしている本です。
カバーの説明を引用します。
「モーツアルト、アインシュタイン、ヴィトゲンシュタイン、
南方熊楠ー人類史を変えた超天才たちの精神病理を解析すると、
発達障害の存在が独創のファクターだったことが見えてくる」
天才の共通点とは
この本では、ADHD(注意欠如多動性障害)や、
ASD(自閉症スペクトラム障害)、
うつ病などと、天才と言われた人との関係について
説明されています。
天才とは、常識を破壊して、
歴史に新しい業績や仕組みを生み出す人のこと。
天才によく見られる特徴として、
大胆、反抗、好奇心、過剰集中がみられ、
それらは、「マインド・ワンダリング」
という現象と強く結びついています。
マインド・ワンダリングは、心理学の概念で、
「心ここにあらず」とう状態をさし、
斬新な発想や独特の視点をもたらすもの、
と考えられています。
これらの特徴は、AHDHの特性と関連が大きい
と指摘されています。
一方、ADSの特性を持つ人は、「数十年先の特定の日の曜日を言える」
「相当の桁数の複雑な暗算ができる」など特異な能力
を持つ人が少なくありません。
加えて、強いこだわりや並外れた集中力を持つため、
これらが、創造的な作品や概念を生み出す源になっていると
考えられています。
※画像はお借りしています
ちなみに、この本で取り上げられている
「天才」を一部ご紹介すると
フレディ・マーキュリー、野口英世、モーツアルト、
マーク・トウェイン、黒柳徹子、さくらももこ、
水木しげる、ダーウィン、アインシュタイン、
コナン・ドイル、江戸川乱歩、チャーチル、
ヴィヴィアン・リー、エリック・クラプトン、
夏目漱石
などです。
この本では、「社会で天才をどういかすのか?」
というテーマについても触れ、
先駆的な試みも紹介されています。
興味のある方は、読んでみてください。

