兵庫県西宮市に「アンネのバラの教会」があります。
「私は世界と人類のために働きます」と日記に書き残した、アンネ・フランク。
彼女の平和への願いを受け継ぐために、この教会は建てられました。
見学を予約すると、神父さまがアンネの生涯やホロコーストの歴史などを、パワーポイントを使いながら説明してくださいます。
アンネが過ごした部屋がバーチャルで再現されたり、生前のアンネが写っているビデオや、アンネの直筆の日記などを観たりすることができます。
「子どもにこそ平和の大切さを伝えたい」との神父さまの想いから、時々手品やクイズを交えての(ペンをゆらゆらさせて曲げるように見せるといった昭和チックな)、わかりやすい説明で、一緒に行った子どもたちも楽しみながら聞いていました。
心に響いたのは、アンネの残した8つの言葉。
「幸福」「勇気」「自由」「人間愛」「人の役に立ちたい」「平和」「良い心」「与えよう」
どれも、自分に必要なものばかりです。
特に私は、「勇気」をもちたい。
神父さまの説明の中で、100万人のドイツ国民が、街中でヒトラーに敬礼し忠誠を誓っている写真があります。
その中の、たった1人だけが、敬礼をしていませんでした。
「この方は、その後殺されました」
私はその1人になる勇気があるのだろうか。
いや、その人を凶弾する加害者の1人になりはしないだろうか。
弱い自分に、問いかけました。
アンネの教会には、アンネのお父さんのオットー・フランク氏から贈られた、「アンネの形見のバラ」が咲いています。
興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。



