「はい、どうぞ」
僕の隣の席にその人は座った。
ちらっと、横顔を見た。
いつもと変わらない。
でも、何か違ってる。
そしたら、一つ空けて、僕の左隣りに座った女性が、すかさずこう言った。
「髪、切ったでしょ。」
どうやら、僕の隣に座った人は、その話題を待っていたようだ。
「わかる?」
声が弾んでる。
「この前、散髪に行って、夏やから、短くしてもろたんや。
それで、いつも、ぴしっと分けとるやろ。
ところが、ある日、朝、時間がなくってそのままにして、それで、夜、飲み屋に言ったら、若く見えるって言われて・・・
それからは、ずっと、分けてないんや」
その声を聴きながら、右に振り返って、その人の頭に、改めて視線を向ける。
なるほど。
確かに、今までの固めた七三分けと違って、分け目がない。
悪く言えば、ボサボサ頭だ。
でも、その分、若く見える。
還暦オーバーの人だが、5歳は若く見える。
しまったなあ。
隣に座った時点で、歌番組で司会をやっているときのタモリのように言ってあげればよかった。
そこで、今日のエピソードがらみの一曲は、研ナオ子の「ボサボサ」いや「ボサノバ」。
ブログランキングに参加しています。
1クリックよろしくお願いします。
↓
にほんブログ村

