ウチの夫には友達が居ない。
マジで居ない。
居るとしたら
あの50過ぎてもニートのUさんだけだ。
んで
なぜ夫に友達が居ないのか
それは
相手に対する思いが
普通と比べてだいぶ欠けているからだと思う。
30年以上前に
関東に転勤してそのまま住みついたと言う
小学校中学校同級生で
家も近所で
高校大学は違うものの
なんだかんだと『連絡だけは取っていた』友達が夫には居る。
それって友達なのか?って感じだが
年賀状とメールのやり取りを
年に2回有るか無いかの関係だ。
それって友達なのか?(←しつこい)
けれども
唯一夫に『友達』の事を聞く時には
必ず出て来ると言うかなんと言うか
いわば
たった一人しか居ない『友達』と言えるであろう相手が
このAさんなのである。
ところがこのAさん。
2~3年に1回
関西に出張が有る。
まだ若かりし日には
関西に出張だと言えば
仕事しか頭に無く
久しぶりのふるさとを楽しむと言う余裕が無かったらしいが
50を過ぎたあたりから
出張するたびに夫を誘ってくれる様になった。
なんてありがたい。
友達の居ない夫なんで
恐らくAさんもふるさとを離れてそれっきりになっているもんで
関西に帰って来た所で遊び相手が居ない訳だ。
どーぞ、どーぞ、誘って頂けてありがたいです。
などと言っていたにも関わらず
何年か前に誘って貰った時
待ち合わせの8時に合わせて
私は待ち合わせ場所まで夫を車で送って行った。
『じゃあ、帰りはタクシーでもつかまえるから』
『いやいや、電話してくれたら迎えに来るよ』
なんて会話をして夫を降ろした。
さてどうしようか…
私はすぐに帰った所で
1時間もしない内に家を出なきゃなんなくなるので
そのまま車で待機する事にした。
近くのコンビニで飲み物のお菓子を少し買い
車でのんびりテレビを見ていた。
すると
携帯にメールが入った。
『今どこ?』
夫からのメールだ。
『今、降ろした所にそのまま居る』
と返信する。
時間は
8時50分
はい?
少ししたら夫が来た。
車に乗り込んで来た。
『えっ?Aさんは?』
『逢ったで』
『で?なんで帰って来たん?
向こうに用事でも出来たん?』
『逢って直ぐに飲みに入ってんやけど、
立て続けにチュウハイを2杯飲んだら
急に酔いが回ったらしくて
A君に起されるまで
15分くらい寝てたらしいわ』
(`Д´) ハア??
『えっ?そしたら
逢って店に入って乾杯して
チュウハイ2杯飲んだところで
Aさんの前で寝込んだん!?』
『そうみたいや。
疲れてるみたいやから帰った方がエエって言われて…』
『あんたはバカか!?』
『だって酒に弱いもん…』
『加減して飲めよ!』
『のど渇いてたからしゃーないやん…』
『あんたみたいな奴、絶対友達になんかなりたくないわ…』
まぁ、こんな事があった訳ですが
夫がこんな奴だと言うのを十分知ったの上での
仏様の様な方なのか
それとも
こんな奴でも居ないよりはマシだと思ってくれているのか
明日の10日の土曜の夜に
関西出張で来るので
逢おうと誘ってくれたらしい。
で
Aさんは夫に
『お好み焼きか串カツの美味い店を探しといてくれるか?』
と言ったらしい。
当然夫は私に丸投げで
『ネットでチャチャ~ッと探してよ』
と言う。
『あんたな
久しぶりに関西に来る友達の為に
自分で探したろうとか思わんの?』
『だってそんな時間ないもん』
『無いなりにも
ネットで探せば直ぐに出て来るし
携帯でも検索サイトが有るやんか』
『そんな時間が無いもん』
『今時間が有るやん!
今探せ!直ぐ探せ!』
『仕事から帰って来て疲れてるのに…』
『そしたら断れ!!
店探すのなんか無理やと言え!』
『探してくれたらエエやんか…』
こんなやり取りをしつつ
気が付きゃ迫って来る土曜。
昨日の内にお好み焼き屋と串カツ屋を検索して
夫の携帯にURLを送信しておいた。
そしたら昨夜の事だ。
『どっちでもエエから
かづが予約しといてよ…』
『なんで私が予約するのよ!
店探して予約も私がすんのか?
あんたの友達が
あんたに頼んだんやろ?』
『かづが予約してくれんのやったら
明日は逢ってから店探す事にするしかないな!』
『なんでやねんな!
今電話して予約すれば済む事やのに
なんで明日さまよう方を選択するかなぁ!!』
『だって店知らんもん!』
『だから教えたやねーか!』
『だから予約してって頼んでるんやん!』
『店探して貰ったんやから
予約くらい自分でせーよ!』
『Aがお好み焼きか串カツがイイって言うからやん!』
『今度はAさんが悪いんかい!?』
で
結局どうしたかと言うと
私が夫に送ったURLをAさんに送信し
『どっちかに行こう
ソッチが決めて』
とメールしたらしい。
で
当日は予約無しで
店を探しながら行くらしい。
んで
満席だったらもう一軒の店を
さまよいながら探すらしい。
んで
夫の予定では
『コース料理なんて頼んでも
全部好きな物ばかりとは行かんから
一品物をちょっとづつ頼んで
3~4時間くらいダラダラと飲んで
個室がエエな~
予算は3千円くらいで…』
らしい。
私と次男は顔を見合わせて
(ヾノ.∀.`)ナイナイそんな店…
(-_-;)(;-_-) 有るかい…
と言うが
夫は
『聞いてみんと解らんやん!』
と言う。
土曜日の夜に
個室に入って
一人3千円も使わんような客が
3~4時間も粘るやなんて
それでもOKの店が
関西では有名な繁華街に
有るかいな…。
田舎の居酒屋とちゃうぞ。
でもって
『もしも2時間程度で個室のご利用は
ご勘弁下さいって言われたら
その後どうするの?』
と聞くと
『15年前にA君に連れてって貰ったバーが有るんやけど
そこを探そうと思う』
と言う。
『(゜Д゜) ハア??
15年前のバーが
いまだに有るとでも?』
『有るかも知れんやん…』
『この回転激しい時代に?』
『有るかも知れんやん!』
『無いかも知れんやん?』
『そん時はそん時やん!』
『そん時はさまようの??( ´艸`)ププッ』
((( ̄へ ̄井) フンッ
『あんたなぁ…
久しぶりに関西に戻って来る友達の為に
自分が一肌脱いだろうって気にならん?
だいぶ前から連絡貰ってるのに
当日店探してさまようて…
私やったらイヤやわ…』
『だって…、ボクがその店に行きたいもん…』
『あんたが行きたい店やのうて
相手が喜んでくれる様な店を探さんとアカンのとちゃうの?
相手の為を思ってって感情が無いのか?』
そう言うと
夫がボソッと呟いた。
『向こうは土日は暇やろうけど
ボクは土日は忙しいのに
時間をワザワザ取るんやから
向こうにそれくらいデメリットが有っても
しょうが無いやん…』
( ゜ ▽ ゜ ;) ・・・・・
(  ̄◇ ̄;) ・・・・・
夫に友達が居ないのは
物凄くうなづける訳なのである。
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