こんばんは。

この時期になると思い出すがあるんです。

悪態をついたり罵声を浴びせたり物を奪い合うという事が許される祭りを。

ご存知だったりしますかね?

茨城県の笠間市で行われるその名も

「悪態祭り」

すげぇネーミング。

簡単に祭りの内容を説明しますと、愛宕山の麓の辺りから山頂にある愛宕神社まで無言の行をしている13人の白装束の天狗さんの後ろを参加者は歩いてついて行きまして、その天狗さんに「ムカつくんだよバカヤロー」など自分の不満も込めお好きな罵声を好きなだけ吐きまくり悪態をつきます。

そして、天狗さんは山頂に行く途中に数カ所ある祠に御供物をするんですが、そのお供え物を参加者が奪い合うのです。

なんでも、そのお供え物を奪取出来ると御利益があるそうです。


で、そのお祭りに私は参加させてもらったんですよね、2年ほど前だったかな。


特別に天狗さんとして。




つまり、私は罵声を吐いたり悪態をつく側ではなく、罵られまくる天狗さん。

ひたすら黙って罵られながら山頂まで歩く天狗さんを経験しました。

天狗さんはお面をかぶっているので誰だかわからないのですが、私の場合は撮影しているので誰だか分かってしまうため完全に名指しで罵声を浴びる訳です。

「おい我聞!撮影してんじゃねぇよこのヤロー」

「おい我聞、変な名前してんじゃねぇぞこのヤロー」

「おい我聞、最近テレビでみねぇぞバカヤロー!」

「おい、お前誰だかわからねえよバカヤロー」

「Hey Gamon!F◯CK YOU!」

などなど、麓から山頂まで歩く数時間は言いたい放題の罵声をくらいます。

2時間ほどですかね。

ドMの人にはとてもオススメだと思うんですけど、あいにく私はドMではないので微塵も嬉しくはありません。

これが「無言の行」という修行なんですけど中々の苦行だとおもうのですよね。

まぁ、私はインターネットなどで知らない人からの誹謗中傷や罵詈雑言を沢山経験してまいりましたからそれに比べたら大したことないと言えば大したことないのですけど。むしろ愛すら感じます。

、、、嘘です、愛なんか微塵も感じなかったわ。

で、凄いのが所々にある祠でのお供え物の奪い合いなんですよね。

いくらお供え物に御利益があるからとはいえ、人とガシガシ奪い合って御利益を得るというのは私には理解が難しいですが、何故だか皆さんとても楽しそうです。

お供え物にもいくつか種類があるそうで、お供え物のコンプリートを目指してる方もいらっしゃるのですよね。

天狗がお供え物を祠に置やいなや、数十人の参加者が奪い合うのは見ていてドキドキします。

ただでさえ罵声が飛び交うのにブン殴り合いとかになったりしないだろうか?と。

しかしながらこれが、奪い合いが終わると意外と平和な感じでした。「私が見た時は」ですけどね。


で、最後に愛宕山の山頂の神社に着きますと、天狗が境内からお菓子やお餅を参加者達に投げて終わりです。

「我聞!早く投げろよバカヤロー」

と、その時も悪態をつかれるので顔面にお菓子をぶん投げようかと思ったのですけど、

「祭りで我慢できなかったガモン」

と、この地元で語り継がれるのは嫌なので終始穏やかな天狗でおりました。

と、そんな祭りを思い出す今日この頃でした。


ではでは。