Facebookでフォローしている高内実さんのお話

 

自然農法は何故、施肥しないのか?

 

について、2025.9/21に、とても興味深いお話を出されていました。

植物のからだのしくみです。これは、高校の生物の内容でもあるのでしょう。

高校生の時にオーキシンだとか、エチレンだとか学習した記憶があります。

高校入試では、植物ホルモンについて次のようなことを学習するようです。

__________________________

 

→の拮抗関係がよく聞かれます。まず赤字部分の拮抗関係をおさえましょう。次に個別のホルモンの働きとしては青字の部分がよく聞かれます。点線で結んだ、エチレンーアブシシン酸、ジベレリンーブラシノステロイドは働きが近かったり連関していることが多いことを示します。
種子発芽はジベレリンです。種子発芽の流れは以下のようになります。

 

↓こちらから転記いたしました。

__________________________

 

 

この高校生物の内容を分かりやすく高内実さんは端的に解説してくださいました。

<m(__)m>

イラストはokkeさんの「高校生の勉強のなんでも検索アプリ」HPからです。↓

 

(青字がFacebookのテキストコピー 植物ホルモンなどを赤字にしました)

 

 

自然農法は何故、施肥しないのか?

 

答えはチッソを与えすぎるとエチレンが減るから」である。

 

本来植物は「光合成」「植物ホルモン」で生長している。

 

簡単に説明すると次の通り

 

元々タネの中にはエチレンアブシジン酸という植物ホルモンが含まれている。

 

それらは、濃度が高いまま発芽しないで冬を越し、ひたすら春を待つ。

 

だんだん夜が短くなると、アブシジン酸の濃度が薄くなり発芽の準備を始める。

 

ここに水分と温度が加わると根っこが出てくる。

 

新しい根っこからは、生長を促すジベレリンと花を着けるサイトカイニンがつくり出され、重力と反対の方向(新しい芽)に移動する。

新しい芽が伸び始めるとそこでオーキシンがつくられ、重力の方向(根っこの先端)に移動する。

 

オーキシンが根っこにたまり始めるとさらに新しい根っこが出るが、オーキシンが一定の濃度を超えると根っこの生長は止まる。

 

あたかも、濃度が薄いとアクセルのように、濃くなるとブレーキのように働き、自ら生長をコントロールしているのである。

 

以上のことからわかるように、根っこはオーキシンがたまらないと新しい根は出ない。

 

裏を返せば、新しい芽が盛んに伸びてオーキシンが根に移動してたまれば、土が硬くても発根するのである。

 

作物の生長は、ジベレリンが多いと元気になるが、花を着けようと思うとサイトカイニンの量も必要である。

また、成熟を促進するには、オーキシンエチレンの働きが重要になってくる。

 

オーキシンが多いと糖度が高くなりエチレンが多いと成熟が早くなってくる

 

これが、植物の一生とホルモンの関係である。

 

この中に肥料は登場しない。

 

植物はもともと自らがつくるホルモンを使って育つ仕組みをもっている。

 

よってチッソ肥料を多く与えると病気にかかりやすいといわれるのは、肥料を施すと成熟を促すエチレンが少なくなるからである。

 

エチレンができるには、植物がつくったアミノ酸の「メチオニン」から「S―アデノシルメチオニン」に変化し、さらに「1―アミノシクロプロパン―1―カルボン酸」に変化してエチレンに変わる。

 

しかし、カルボン酸からエチレンに変化する過程に必要以上のアンモニアが入ると、かえってそれらを阻害する。

 

つまりチッソ肥料を与えると、体内エチレンが少なくなり病気や虫が寄ってくるのである。

 

農業は科学と化学である。

そこに、ニンゲンの「こうであってほしい」という希望的観測と「なんとかなる」という楽観的思考が入ると、かえって栽培の弊害となる。

 

 

ここで、「エチレンが少なくなると病気や虫が寄ってくる理由」をAIで調べてみました。

 

 

グーグルの「AIモードでさらに詳しく」でさらに調べてみると次のようでした。

 

便利だな。AIって。

 

ここで、「細胞壁の強化」 について書いてあったことに気がつきました。

 

  • 細胞壁の強化: 細胞壁を硬くするリグニン化などを促進し、病原菌が侵入しにくい状態にします。

つまり、細胞壁のはたらきのひとつに、

 

病原菌が侵入しにくくする

 

というのがあるということです。

 

昨日、中学2年生の中間テストがあったのですが、その中での出題で、

 

細胞壁の役割を書きなさい。3点

 

というのがありました。

 

模範解答が、

植物細胞の形を保ち、からだを支えること

 

でしたが、これをAIで調べるとこうなります。

 

 

なるほどなあ。

 

細胞を保護するはたらき

微生物の侵入を防ぐ

細胞を守る

 

も正解となりますね。

 

植物は病原菌や害虫の攻撃を感知すると、エチレンを出して、細胞壁が硬くなるよう強化します。

すると、病原菌や害虫が入りにくくなるのです。

だけど、チッソ肥料が多すぎると、エチレンをつくるのをじゃまします。

すると、チッソ肥料が多すぎることで、攻撃に対する防御力が落ちてしまうということになります。

まとめると、

肥料のやりすぎは植物の抵抗力を落とします。

 

このように、中学生に説明することができますね。