長くなりましたが、テルエル街歩き最後の記事です
前の記事👈で塔を紹介した、サン・ペドロ教会 Iglesia de San Pedroは、
いかにもムデハル様式な外観がとても素敵。
もともとは違う様式の教会があったそうで、
前のブログでも触れた、ムデハル様式の塔👈はそのために造られたものでしたが、
14世紀末に、教会自体もムデハル様式で建て直されたそうなのです。
壁のレンガ模様や、尖塔が突きでた屋根、八芒星形のタイル装飾など、ムデハルらしい特徴を持つ
テルエルならでは!な教会ですね。
内部は、19世紀末にネオ・ムデハル様式で改装されたもの。
ネオ・ムデハル様式は、中世のムデハル様式が19〜20世紀に再注目され、
モダニズムと融合させたスタイル。ガウディも取り入れています
壁に描かれた模様などにも、イスラミックな幾何学や八芒星のデザインが使われていました。
この教会では、「テルエルのロミオとジュリエット」と呼ばれている
13世紀に実在した悲劇の恋人たち(アマンテス)のミイラが発見されていて、
昔はむき出しのまま立てて展示されていたらしいのが
、今では石棺に納めて安置されています。
でも、別々の棺じゃ寂しくないのかな?って気もした。なんで一緒にしてあげなかったんだろう。
今生ですれ違ってしまったことを表して、手を完璧にはつなげずにいる姿の彫刻らしい
ネオ・ムデハル様式といえば、テルエルの玄関口ともいえる、
噴水つきのテルエル階段 Escalinata de Teruelもあります。
20世紀初頭に、テルエル駅🚆と旧市街の高台をむすぶため、
テルエル生まれの建築家によって作られたそう。
レンガ装飾と緑&白の星形タイルなど、中世のムデハルの要素もしっかり踏襲されていて、
ムデハルの町テルエルらしく、駅に到着した旅人を迎えてくれます。
中世にムスリムたちが生み出したムデハル様式と、
それを近代にヨーロッパ人が再解釈したネオ・ムデハル様式の、
両方を見比べることができるのも、テルエルならではの楽しみかも。
閑話休題的に差し込んでみた😁ローマ時代の水道橋
そんなムデハルの街であることをアイデンティティにしたテルエルでは、
ムデハル建築に使われる八芒星が街のシンボルになっていて、
市内の色んな所、それこそマンホールやリサイクルマークまで、八芒星が使われていました。
それは、同じく八芒星が多く使われるセルジュークの都市トルコのコンヤ👈やスィヴァス👈以上。
セルジューク時代に好まれて使われたので、トルコでは八芒星をセルジューク・スターとも呼びます。
セルジューク史ファンの私は、この八芒星のデザインが大っ好き!
自著の表紙にもデカデカと八芒星を取り入れてます
前述のサン・ペドロ教会の売店で、陶器でできた八芒星のアクセサリーが売っていたので、
是も非もなく購入しました![]()
色はもちろん、ムデハル建築で使われていたということで、緑一択❣️
ほかにも、やはり八芒星のキーホルダーとマグネットも買いました。
……というわけで、1日ですべて観られる小さな街テルエルですが、
3回の記事に分けてお送りしたほど、私には思い入れと感動たっぷりの街でした。
スペインの、アンダルシア以外の地域に、
こんなにムスリムの痕跡が残っていると知って以来、
ずっとずーーーーっと行きたかった場所だったので、訪れることができて本当に嬉しかったです✨
街の中心のクリスマスツリー 街のもう一つのシンボルの雄牛の像がツリーになってました
次のブログではさらに北上して、もう一つのムデハルの街へ向かいます。
つづく








































































































