無料だから、というだけの理由でなんでも手に入れようとするのは、『おトク』どころか、人生を破綻させるほどの、大損。
でも、世の中には、そういう連中は大勢いるので、起業その他で、あなたがなにかを『売る』立場に立つのなら、無料、という手法を使うときには、そういう『害虫』どもを寄せ付けないような対策は、必須だ。
そこまでが、前回の話。
なお、話をわかりやすくするため、物品を販売するための無料サンプル、という形に置き換えられているが、売りたい商品が、セミナーやコーチング、コンサルティング等だったとしても、話は同じだ。
というか。売りたい商品が、具体的な物品・物体の形態をとっていない場合は、なおさらのこと。一見すると、それらは原価ゼロにも見えてしまうので、あなたが意図的に有料にしないかぎりは、そもそもの『無料だから、おトク』という、おトク感・プレミア感さえも存在しない、単なる『タダだから、タダなのだ。』
という話になってしまう。 これは、本当に、悲惨だ―――。
つまり、セミナーやコーチングやコンサルティング、ほかに占い師やヒーラーやカウンセラーでも。あなたが商品を売っているのではなく、ほんとうは、あなた自身が商品なのだ。
それにもかかわらず。自分自身を『無料』に設定する。
これは、ほんとうに、悲惨な選択だ。
「まずは、無料体験セッションで、顔と名前を売って」認知度を高めよう。 この戦略は、完全にまちがい。
認知度が高まったとしても、それは、単に『無料の人』として認知されただけ。『無料の人』が、あとになって、急に『有料』を宣言したら、無料時代のお客からは、まるで「裏切られた!」みたいな反応を受けるかもしれない。相手からすれば、「無料だし、まあ、ヒマつぶしには、ちょうど良いかな。」くらいのつもりで受けていたのだ。それが、とつぜん、『有料です!』ということになれば、不当な請求のように思えてくるのは、避けられない。手ひどい言い方をすれば、『飼い犬に、手を噛まれた』というか。
そういうわけなので。占いであれ。カウンセリングであれ。物品の販売ではなく、『自分自身の存在が、そのまま商品。』というタイプのお仕事で起業しようと思ったら、『まずは、無料で~』 などとは、考えてはいけない。
『無料だから、おトクだ。』という見方は、ここでも、完全に、誤りなのだ。
『無料だから』というだけの理由で集まってきた連中は、どう転んでも、あなたを「先生として敬う」気は、まったくない。
それが傲慢であるかどうかは別にして。一般的に「先生」と呼ばれることが妥当な職業で「食っていく」ためには、「先生」と呼ばれる立場を受け入れるより他はないし、そこには、金銭面での『わたしに相談があるなら、面会するだけでも、有料です。』と遠慮なく宣言できることも、含まれる。
したがって、『わたしは、有料である。』―――そのように宣言して、そのように振る舞うことができないうちは、起業しても、成功できる可能性は、まったくない。それを、「集客」という言葉に置き換えて、無料、などの形で、たくさんの人を呼び集めたとしても、ただの徒労だ。『無料』であえるかぎり、売上には、まったく、ならないのだから―――。
初期のころは、そんな話ばかりを、書いていた。(第2話から第14話までを参照)
そこで、だ。
一方で、わたしは、有料(高額)のセミナー等に対して、かなり批判的だ。 その一方で。このように、『無料にしてはいけない。』『有料である。と宣言できないうちは、起業しても成功はない。』とも説いている。
これは、どういうことなのだろう?
具体的な数字を出して、セミナーには適正価格がある。開催するなら、その適正価格でやれ。などと、わたしが言い出すとでも??
ひとつは、『目の前のあなたに、味方する』のが、わたしの方針だからだ。 だから、有料(高額)のセミナーを実際に開催しているセンセイが相談にきたら、「もっと料金を上げましょう!」などと、真顔で答えるかもしれない。笑
前編ここまで。 後編は明日掲載します。
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