お金に恵まれる秘訣は、じつにあっけないほど単純で、

収入の「量」を増やそうとするのをやめ、

支出の「質」に目を向けること。

じつは、たったの、それだけだ―――。

 

では、そろそろ、その支出の「質」とやらについて、かなり踏み込んだ、具体的な話を書いてゆきたい。 支出の「質」を向上させていくことが、あなたの金銭状態を改善するための具体的な方法論であり、それは、すでに述べた。重要性を手放す:『重要性が、ない。』状態になることと、表裏一体だ。

 

お金に関する重要性が過度に高いと、支出、つまりお金が出てゆくこと自体を、ぜんぶ、無条件に嫌がるから。それだと金銭状態は改善されない。所持金残高がたとえ億単位だったとしても、お金が出てゆくこと自体を無条件に嫌っている状態では、どうしたって、お金にまつわる「重苦しさ」「圧迫感」は、消しようがない、ということだ。

 

お金に関して、「圧迫感」「重苦しさ」などを感じている状態で、たとえ何億持っていても、そうしたお金は、不測の事態で失われてしまう可能性が、常にある。

ここではお金がテーマなので、お金というものについて述べるとすると、お金は お金自身の自由をこよなく愛しており、常に自由に流れることを望んでいる。

 

「お金の流れ」という表現は、聞いたことがあるだろう。

お金は人間の社会のなかを流れる性質であり、それを人間の立場から見れば、お金は使うためのもの。

それに対して、支出、つまりお金を使うこと それ自体を、無条件に嫌っている状態でいると、どうしても、そこに、どうしようもなく、ある種の不自然さが生まれる。

 

お金は、それ自体が自然に流れる性質を持っているのに、それを扱う人間のほうが、なぜか、無条件に

お金が出てゆく、イコール、財産が減る、イコール、不幸

みたいな考えでいると、その「可能なかぎり、お金を使おうとしない」

態度は、事実上、お金をムリヤリ力づくで監禁し、監視しているのと変わらない状態に、なってしまう。

そうすると、どうしたって、お金のほうは自由を望むから、お金を「監禁」している時間が長ければ長いほど、お金のほうがムリヤリ力づくで出ていく可能性(リスク)が高まる。

 

精神世界方面でよく言われる、「自分がしたことが、自分に返ってくる」という法則は、ここでも当てはまっている。

そうして、その「人間のほうはお金を貯めこんでおきたいが、お金のほうは、もう、そこから出たがっている」ことから生じるある種の「圧力」が、それをしている人間にも「圧迫感」「重苦しさ」として、感じられるのだ。

 

だから、この場合の正解は、圧力を解放すること。つまり、実際にお金を外に出してあげること、すなわち、使ってしまうこと。

実直に言って、それ以外に正解はない。「圧迫感」「重苦しさ」が消滅しないかぎり、お金に恵まれることは、決してないから。

 

なのに、それにもかかわらず、お金を貯めこみたがる&とにかく使いたくないタイプの人は、そうした圧力を感じれば感じるほどに、ますますお金を守らなくてはなどと思うようになり、感じている「圧迫感」「重苦しさ」が、そっくりそのまま「だから、お金を使ってはならないのだ」という理由にもなってくる。

それだと、人生ぜんぶが、「圧迫感」と「重苦しさ」に包まれたものになってしまい、世の中は厳しいし、生活は苦しい。そうして、厳しさに耐えながら貯めこんだお金は「どうしても失うわけには いかない」ことになって、ますます「圧力」は強まるしかない―――。

 

[前編]ここまで。[後編]は明日掲載。

 

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