わたしたちは、人間として生まれた。

であれば、どうしたって「ほかの人間たち」 との関係は重要になるし、

したがって、人間関係は、とても重要だ。

 

それに比べたら、お金にそこまでの重要性は、ないんだよね。

「引き寄せ」 に本気になりすぎて、エイブラハムとかを本気で読み込んだ人なら、大切なのは、人間関係、つまり 他人との関係ではなく、「自分自身との関係」 だ、と言うかもしれないが、それはさておき。

人間として生まれた以上、人間関係は否応なく重要なものとならざるを得ないのに対して、お金は、そこまで重要ではない。

 

ここまでは、ご理解いただけたでしょうか。

 

たとえば、恋愛において、「異性ならば、だれでもいい」 年齢も外見も一切問わない、などということは、ありえない。それに対して、お金はたとえば「1万円ほしい」 というとさ、「この1万円札も、あの1万円札も、まったく同じだし、どれでもいい」んだよね。 この一点だけでも、お金は、人間関係よりも難易度が低い、という事実は、単純明快にご理解いただけることと、思います。

 

お金は、本来、さほど重要ではなく、難易度も、そもそも別に高くはない。この基本前提を踏まえたうえで、あらためて、まえの話に、戻ってみたい。

 

「お金がほしい」 と願うのをやめて、

「もっと、お金を使いたい」と、望もう。

お金がほしい理由はといえば、もっとお金を使いたいから以外にはありえないのだから、基本的に、これは、単なる言い換えにすぎない。

それにもかかわらず―――。

「もっとお金がほしい」 というとき、あなたは「収入」 に目を向けている。

「もっとお金を使いたい」 というとき、こんどは、あなたは「支出」 に目を向ける。

これは大きなちがいだ。 絶対的な差異である、と言える。