起業して、うまくいくのかどうかは、たったのひとことで核心を言えば、『有料である』 と宣言できるかどうか、だけだ。
自分で自分の商品を『有料である』 と宣言して、購入希望者が殺到すれば、起業は成功。
自分で自分を『有料である』 と宣言して、まわりのみんながこぞって顧客になってくれれば、起業家としては大成功。
どんなジャンルで、何の商品で起業するのかを一切問わず、
つきつめれば、起業とは、じつは、たったの、これだけだ―――。
で。どうだろうか? これ、簡単そうに 見える?
『簡単だ!』 と思えたのなら、さっさとあなたのプランを実行に移して、さっさと大成功してほしい。
実際、それは、簡単だから。
そして、実際に成功したら、コメント欄で報告してほしい。
わたしも、歓んで祝福するよ!
でも、まあ。ふつうは、これ、難しいよね。 勝手に『有料である』 と宣言するのはいいけど。だからといって、実際に、本当に、お金を払ってくれる人がいるのかどうか……。そんなふうに思うのが、ふつうだ。口先だけ『有料』を宣言しても無意味に思えるだろうし、しれは、どういうことかというと、『わたしは、有料である』 と、宣言する。というコンセプトが、この文章(ブログ)を読んだだけでは体得できない、ということなのだ。
実際、それは、難しい。
たとえば、政治家が選挙に出て当選するのは難しいよね。投票するのは、無料だよ?でも、当選するのは、難しい。
ましてや、『お客様から、お金をとりたてる』ことなど………。
この話が『難しいこと』に思えるのは、じつは、もともとの設問が間違っているからなのだ。
「収入が得たい」つまり「お金がほしい」という地点から起業を考えはじめた時点で、じつは、すでに負け組の道を歩んでいる。
社会貢献がどうの、とか、道徳の話とかでは、決してない。
なにを欲するのも、断じてあなたの自由だが、それでも「お金がほしい」という設定を出発点にするのだけは、欲望の抱き方 として、誤っている。
ありきたりな欲望のようでいて、じつはその望みは幻影であり実体がなく、あなたをどこにも連れていってはくれない―――。