Rael Maitreya

 

フランス語の短い動画

 

Koichi Raelian 訳
movie


1815年6月18日、ワーテルローの戦いは終わった。ナポレオンは敗北した。ここで5万人の兵士が命を落とした。ほとんどの人にとって、それは悲劇だ。


だが私にとっては、金鉱のようなものだった。私は兵士ではない。金や時計を盗むわけでもない。そんなのは三流の略奪者の仕事だ。私が求めているのは、もっと価値があり、もっと白いもの――人間の象牙だ。


19世紀、砂糖はイギリス貴族の歯をボロボロにしていた。彼らは入れ歯を求めたが、良い入れ歯を作るには本物の歯が必要だった。戦場で倒れた、健康な若者たちの歯が
その朝、私たちはイギリスから来た数十人の“専門家”だった。それぞれペンチを手にしていた。地面がまだ冷えきる前から、私たちは何千もの完璧な笑顔を“収穫”した。それはまさに大収穫だった。


ロンドンに戻ると、歯科医たちは昼夜を問わず作業した。歯は洗浄され、サイズごとに仕分けされ、手彫りの象牙の土台に取り付けられた。まさに職人技だった。


市場にはそれらがあふれた。供給があまりにも多かったため、この高級入れ歯には正式な名前が付けられた。それが「ワーテルローの歯」だった。
 

数か月後、ロンドンの舞踏会では、公爵や公爵夫人たちが大声で笑っていた。若々しく輝く笑顔を見せびらかし、洗練の極みを体現していた。誰も、その歯がどこから来たのか知ろうとはしなかった。


イギリスの貴族たちは、自分の口の中にフランス兵の笑顔を入れたまま、誇らしげに歩き回っていたのだ。
歴史というものは、なんとも皮肉なユーモアを持っている。