「マイトレーヤ」
~その教えの真髄~
マイトレーヤ・ラエル著
第三章 静けさ
感情をコントロールする
よく、「感情をコントロールしなければならない」というふうに言います。しかし、「コントロールする」という言い方は正しくありません。なぜなら、それ は感情が起こってからどうにかする、という意味になるからです。
湧わ き起こる感情に対処するには、いろいろな方法があります。
例たと えば、誰だれ かがあなたを侮辱ぶ じょく したとします。すると、その侮辱を真ま に受けて 怒いか り狂くる い、喧嘩けん か にまで発展させてしまうやり方が1つ。あるいは、侮辱の言葉 を聞いても反応はしないと考えたが、やはりネガティブな感情が起こってきて、 ストレスを感じてしまうやり方。そしてベストなのは、侮辱というのは他人が 口で作り出す風の音で、環境の中でゴボゴボと音を立てる単なる雑音だと思っ て、無視するやり方です。
私たちの意識だけが、何が美しいもので、何が脳にとってプラスになるのか を判断することができます。誰も、外から物理的に脳内に侵入し、私たちを怒らせることなどできません。怒っているとしたら、それは私たちが自分勝手に 怒っているだけなのです。誰かが押すことのできるイライラさせたり悲しませ たりするボタンが、私たちのどこかに付いているわけではありません。つまり、 私の許可なしには、誰も私を怒らせることなどできないのです。問題は、その 許可をみなさんが、自分自身に与えすぎることです。
肯定的でいるときは、私たちは光のようです。みなさんが私たちと一緒にい たいと思います。幸せであることは人を惹ひ きつけます。ですから、人から愛さ れたから幸せになるのではなく、人から愛されるために幸せになってください。 理由なしに幸せでいてください。というのは、何かの理由があって幸せになる というのは、その理由が失われたときに、幸せまでも失う可能性があるからで す。 どうぞ、理由なしに幸せでいてください。
出版社:無限堂
