「マイトレーヤ

           ~その教えの真髄~

 

       マイトレーヤ・ラエル

 

第一章 愛

 

私たちは愛の結晶です (56AH/2002年3月、カナダにて)  

 

私たちは、この地球のチリ(塵)から生まれましたが、いまだにチリのままであったかもしれません。そうであったとしても、無限にとっては大した違い はありません。でも、私たちの創造者たちは別の決断をしました。このチリを手に取り、意識を与えました。いや、むしろ「意識を持つ可能性を与えた」と 言うべきでしょう。  

 

これは大きな違いです。もし自分の意識を使わないのならば、単なる移動するチリでしかないからです。時間と空間の中を移動するだけなら、チリのままでいた方がまだ良かったです。なぜなら、チリの移動なら汚よご れるだけで済みま すから。  

 

エロヒムが私たちを創造したのは、チリである私たちに、意識をもたらす能 力を授さず けたかったからです。こうして、宇宙の中で、別の小さなチリの塊かたまり が意 識を持っていくのです。  

 

私たち人間という存在には、生命を創つくり出すという使命がありますが、他に も、意識を伝達していくという使命があるのです。これは、私たちの存在に意義を与えてくれます。  

 

子供に生を与えることは、すでにそれだけで、両親にとっては大きな喜びで す。ですから、意識を子供に伝達することは、それ以上の喜びなのです。

 

想像してみてください。10億の意識を持つ未来の人々を未開の惑星上に誕生 させるとき、創造者たちの感じる喜びは、どれほどのものであったかを。宇宙の中で意識を伝達していくというのは、最高に美しい愛情表現ですから、それ は言い尽くせないほどの喜びなのです。 

 

私は、この小さなチリの塊かたまり です。私の横にあるチリとも違うし、私がその上 を歩いているチリとも違います。私は自分の足を感じることができますし、自 分の身体の大きさも意識できます。そして私は、無限の一部であることも感じ ることができます。  

 

この瞬間から、私は意識を持ち始めます。これは、私がその上に乗っている 床ゆか にはできないことです。床には意識がありませんからね。だから床は、私を その上に歩かせること以外は、何も役立たないチリにしかすぎません。  

 

私が意識を持ったその瞬間から、私には自分自身が何であり、私の周りにも 意識を持った他人がいるということが分かります。この時からが愛の出番とな ります。私の近くにいる人と自分とは、お互たが い自身の延長であるということを 私は理解するのです。だから、愛とは、永遠の時間の中で自分と同じ瞬間を旅 しているもう一つの小さなチリ、つまり他人と自分とを分わ け隔へだ てて考えないこ となのです。  

 

自分の近くや遠くで生きている人たちのことを認め、お互いが同じ旅をして いることを理解し、お互いが同じ意識というものを使う機会を持っていること を理解するのです。この意識というものを、お互いが科学のおかげで永遠に存 続させる機会があるのだということを理解するとき、私は愛を感じずにはいら れないのです。 

 

私たちには本当に謙虚さが欠けているので、自分たちのことを「塵類じんるい」と呼 ぶ必要があります。そして、この地球に住んでいる私たちが、地上から舞い上 がるチリにしかすぎない存在であることを思い出すべきです。すべてを知って いるなどとは思わずに、いまだ発見されずに残されているものは無限にあるの だと、謙虚に認めなければならないのです。そして、この謙虚さがまた愛でも あるのです。  

 

私たちはいつの日か、愛の値あたい を計測できるようになるでしょう。私たちは愛に囲まれていて、愛の中に生きています。現在私たちは愛を測定することはで きませんが、愛というものが、人間を互たが いに結びつける力として測はか れる一つの 単位であることが、もうすぐ発見されるようになるでしょう。そうして、私た ちひとり一人を分け隔へだ てているものは存在しないということに気づくでしょう。  

 

すべてのものが一つの大きな生命体を形成し、その中に私たちは存在してい るのです。ほんのちょっとしたことで、あなたが別の人であったり、他の人が あなたであったかもしれないのです。しかし実際には、あなたはあなた自身で あるのです。  

 

今この瞬間にも想像してみましょう。もし自分が相手の身体の中にいたとし て、もし相手の頭が自分のものだとして、それをしっかりと眺なが めて見るのです。 どう感じますか? そうしたら、自分自身かもしれない相手のことを、どうして 憎にく んだり、殴なぐ ったりすることができるでしょうか。  

 

私たちの周りの境界とは人工的なものです。私は私で、あなたはあなたとか 言いますが、それは大間違いなのです。私たちは一つなのです。無限の空間の 中では、他人を形成する分子が自分を形づくることなど決してないとは言い切 れないのです。  

 

私たちはこの宇宙の意識を形成し、私たちが時間と空間を旅するほんの少し の間、宇宙は自分が生きていることを意識しますチリの方は、自分の存在な ど意識しません。  

 

私たちは、無限の時間の中を共に旅しています。私たちは、お互たが いがとても 近い存在であると感じなければならないのです。私たちは、同じ地球という船の上にいるのですから。

 

出版社:無限堂

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