「日本のいちばんの問題は、保守的で臆病なところ、安定や安心や安全を求める傾向が強過ぎるところだ。世の中は常に変化し続けており、他の国はそれに合わせて成長しているのに、日本だけが昔ながらのやり方にこだわっているように見える。」


「日本の企業はまるでバックミラーを見ながら運転しているような印象を受ける。内向きの傾向を強めているのだ。日本はもう一度、終戦直後まで立ち戻るべきではないか。何もかも失ってしまった状態から、いまの繁栄を築いてきたのだ(ファーストリテイリングが創業されたのは、戦後の混乱期にあたる1949年である)。」


「今日の日本は、経済大国として臨んだ戦いに完全に敗北してしまったのである。それなのになぜ、いつまでも気づかないのだろう。なぜ失敗から学ばないのだろうか。」


「私から日本の若者へのアドバイスはいたってシンプルだ。日本から出て行きなさい。このとき、日本人は、異文化とのコミュニケーションがどうにもうまくできない。英語を上手に話す人たちでさえ、心は閉ざしたままなのだ。私のように腹を割って話そうとせずに、独特のよそよそしさを相手に感じさせてしまう。相手と深いかかわりを持つことをためらう傾向が強いとも言える。しかし、これはグローバリゼーションの大きな妨げになっている」


「日本にはヒト、モノ、金、技術、情報─すべてが揃っている。日本人の国民性は、正直、勤勉、まじめを特長としている。それなのに国力が弱いという現状がおかしいのだ。自分たちの長所を活かして、自信を持って世界に出ていくべきではないか。」


「長所を存分に活かし正しい方向に歩み出せば、我々日本人は必ず成功するはずだ。たとえ失敗を経験しても起き上がり、また挑戦すればよい。これまでユニクロはずっとそれを繰り返してきた。日本も同じだ。たとえ失敗しても、また挑戦すればよいのである。」


http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20110715/277846/?ST=rebuild