めちゃくちゃよかったーーー
とても好きです、この映画



池松壮亮さんと伊藤沙莉ちゃん主演の
「ちょっと思い出しただけ」を観てきました




2021年の7月26日
池松さん演じる照生(テルオ)の誕生日から
1年ごとに時を遡るかたちで物語がすすんでいきます
ダンサーだった照生は
足を怪我してしまって、今は照明技師のお仕事をしているの



ふたりが出会い
相手の気持ちがつかめない、もどかしい時を経て
想いが通じあい
楽しい日々がやってきて
でも
そんなふたりにも別れがくる





2021年からお話が始まって
最後は2015年
ふたりの6年間をたどります



なにがいいって
自然体なふたりのたたずまいが
とにかく素敵なの(*´︶`*)





(いい意味で)
派手だったり
クライマックスだったり
そういうところがないんですよね
だって
日常ってそういうものだもんね
淡々と映像が流れていく感じ
なんていうんでしょう
もちろんデジタルで撮影しているんだろうけれど
フィルムで撮って
カタカタと映写機でスクリーンに映し出されているような




時が遡る構成なので
途中に出てくるいろんな「小道具」の意味が
あとからわかるようになっていて
その理由がわかったときに
「ああ、そうだったんだ」って胸がきゅっとなる





伊藤沙莉ちゃんはタクシードライバーの役なのですが
お話は、沙莉ちゃん演じる葉(ヨウ)が、お客さんを降ろしたその先で
偶然、別れた恋人の照生を見かけるところから始まります



ふたりが別れていることがわかった上で観ていくので
過去になってしまった、楽しかった日が
楽しければ楽しいほど
より今が切なく感じるのね




こんなふうに


ふたりで笑っていた時間もあったのに


「来年の誕生日にプロポーズしよう」なんて言ってたのに




その日に別れがやってくるなんて





出会った日のふたりに


今のふたりを重ね合わせる葉





照生に声をかけることもなく
ふたりはまたそれぞれの日常に戻っていくんだけれど




でも、ラストシーンでは
別々の場所で
おなじ朝焼けを見ているんですよね
ちょっと思い出しながらね



楽しかった、輝いていた日々だけれど
戻りたいわけじゃなくて
「ちょっと思い出しただけ」
あの頃からつながっている今を
大切にしたくなる
あの時間があったから今がある
なんでもない日常こそが幸せだと気づかされる
そんな映画でした
「ちょっと思い出しただけ」のことは
宝物で
それをそっと宝箱にしまって
大切に大切に持っている
そんなふうに感じました




池松さんも、沙莉ちゃんもとてもよかったけれど
共演のベテラン俳優さんたち(國村隼さん、永瀬正敏さん)がまた素晴らしくてね
ちょっとしたセリフなんだけれど
年齢を重ねた分の重みがあったりして
ぐっときました
そして主題歌の
クリープハイプの「ナイトオンザプラネット」が本当に秀逸で
尾崎世界観さんの声がぴったり合っていて
切なくて
あったかくて
じんわりくる、そんな作品だったと思います










歌詞がとても素敵です


そして

ラストの沙莉ちゃんとの小芝居も最高です( *^艸^)