渋谷で開催された「わたし、定時で帰ります。」出版記念イベントに行ってきました。
ホワイト定時退社できた?
深海探査ファンタジー「海に降る」、頑張る若者を爽やかに描く「駅物語」など、ヒット作を飛ばし続ける朱野帰子先生と、壮絶さとハートウォーミングを両立させる奇跡の作風で知られる平山夢明先生のトークライブとあれば、もう行くっきゃないでしょう、というわけで。
会場となった森の図書館は、壁が書棚となっており、膨大な本がズラリ!
本好きならば、ワクワクすること間違いなしの空間。
ワンドリンクを注文後、おふたり登場! 沸く会場!!
(録音禁止のため、ここからは私の乏しい記憶力を振り絞って書きます。雰囲気だけでもお楽しみいただければ……)
新作のテーマは❝働き方を考える❞ということで、「本日は定時退社できましたか?」の問いかけに対し、女性客が「早退してきました!」と。渋谷で18時スタートのイベントゆえ、早退しないと間に合わなかった、とのこと(その点、私なんかはフリーランスで平日プーですから気楽なものですね)。
「早退するのに書類とか出すの?」という平山先生の問いかけがあり、女性のお客様が〈口頭で早退すると伝えた〉と答えると、「いいね〜」と平山先生。
ここで、朱野先生から「平山先生は定時退社できてましたか?」との質問。これに平山先生、そもそも会社に就職していない、就職活動もしなかったとのお返事。
朱野 どうして就職活動しなかったんですか?
平山 大学を留年しちゃってね。大学のクラスがA、Bと順にあって、留年するとXになるの。それで、2回もXをやったからもういいやと。
朱野 中退されたんですね。
自動販売機の営業、生保マンションの管理人、コンビニ店長からライターになり初単行本出版至るまで、平山先生の波乱万丈な職歴が華麗に披露され、聞き惚れる場内一同。時にはヤ○ザの絡む仕事あり、危険な作業もありで、「定時より無事に帰るのが精一杯」だったとパワーワードも飛び出しました。
朱野先生は会社のお勤め時代、上司の方針でやたら長時間会社にいなければならず、休憩時間はドラッグストアで「いろいろなサプリメントを眺めて」、長時間勤務で「体に負担がかかっていたので、体に良さそうなものを求めていた」のだそう。
朱野先生は頑張り屋さんな就職氷河期世代。ゆとり世代の上司編集者さんから「どうしてそんなに頑張るの?」と言われたこともあったとか。
話は作家としての仕事作法に移り、平山先生は15分執筆すると1時間の休憩時間が必要なので、仕事されているとそのリピートで一日がすぐに終わってしまうとか。ブラインドタッチができないため、手元と画面を何度も見返すため、仕事中は御首が痛くなると……おいたわしや。
そこから話はブラインドタッチできる or できない? で大きく脱線したものの、作家の仕事とは、作家の生い立ちとトラウマショッキング体験、朱野先生のご家族エピソードなど盛りだくさんで進むトーク。
ひとが健康的に働く上で、〈まじめすぎず、時には逃げても良い〉というすてきな教訓を得たことでした。
宴もたけなわながら、時間の都合でトークは終了。
質疑応答タイム、執筆時にプロットは作るのかという質問に、朱野先生はきちんと作る派とのこと。平山先生は作るけどそれは地図なので、その場に行ってみたら地図の通りになるわけではない、と作家の流儀が伺えて興味深かったです。
撮影タイムののち、おみやげに本の見本と、スパークリング日本酒・澪をいただいて帰宅。
日帰り突貫でしたが、地方から行って良かった!とても濃密なトークがめちゃめちゃ面白かったです。
撮影タイム、夫の撮った写真はこちら。
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