こんばんは。

薬剤師うめこです。


本日は令和元年5月8日。

8のつく日は薬師如来様の御縁日ということで、勝手にご縁を感じて、薬剤師うめこのことを振り返って居ります。



前回のお話→裸足脱走編
これまでとこれから→目次、と、今後の予定



本日は裸足脱走事件の続きを予定していたのですが、予定を変更して、先日のゴールデンウィークのことをお話しようと思います。


※数年前のゴールデンウィークの話はこちら→魔のゴールデンウィーク編



今年のゴールデンウィークは東北へ出かけました。

今さらですが復興支援のつもりで、青森・岩手・宮城・福島へ。



東日本大震災の時、私はまだ結婚していて岩手県に住んでいましたが、内陸部だったので津波の被害はなかったんですね。


友人や知人が被害に遭うこともなく、どこか他人事だったんです。


地震後、すぐに停電になってしまい、リアルタイムで津波の映像を見ることがなかったことも、他人事感を増長したのかもしれません。


テレビや新聞で見聞きすることに胸が痛くはなるものの、日々の暮らしを守ることと、介護施設と調剤薬局での仕事を盾に取り、結局ボランティアにもいかずじまいでした。



震災後しばらくして、元夫が沿岸部に連れて行ってくれたことがあります。

田老だったか、野田だったか。


元々の町並みを鮮明に覚えていたわけではないのですが、それでも、圧倒的な破壊力を目にして怖くなったことを覚えています。


削られた山肌。

なぎ倒された家々。

立ち込める海のにおい。



怖さと同時に、ただ見物に来たことへの恥ずかしさも手伝って、すぐ帰ってきてしまいましたし、もう見たくない、来たくない、とも思ってしまいました。


それ以来、三陸地域を訪れることは二度とありませんでした。



サイテーなやつ。

自分のことをそう思って、どこかずっと罪悪感を感じていたんですよね。



そして今年のゴールデンウィークはなぜか、青森から南下して三陸をずっと旅することに。


弘前・青森・八戸・久慈・大船渡・陸前高田・石巻・女川・仙台・南相馬。



何事もなかったかのような暮らしを感じられる町もあれば、まだまだ復興が進んでいない地域もたくさんありました。


まだまだ、とはいえ、ここまで整備するのにいかほどの労力がいったのだろうとは思います。













ゴールデンウィークなので、人出も多く、賑やかなところもたくさんありましたが、やっぱり胸が痛くなるところも。


途中立ち寄った陸前高田では、津波被害の写真展が開催され、直視するのが辛かったです。




辛くなったって所詮他人事と思ってるんでしょう?

何にもしてこなかったくせに。

辛くなる権利なんてお前にはない。


そんな自分の声が聞こえてきたときのこと。




一緒に旅するパートナーが

「その時くらい思いっきり辛くなったらいいんだよ。実際に被害にあったひとの辛さと比べたら屁でもない。どうせみんなすぐ忘れちゃうんだから。陸前高田のひとも「忘れないで。みんなに伝えて。」って言ってたでしょう?こんな時くらいかなしみに寄り添ってあげたらいいんだよ。」

というようなコトバをかけてくれまして。


なんかうっかり「そっか、そうだよね。」と受け入れてしまいました。


復興支援のつもりが、自分を許す旅となりました。



青森・岩手・宮城・福島。

食べものは美味しいし、空も海もすこぶる綺麗。

みなさんもぜひ訪れてみてくださいね。

ではまた次の薬縁日に。