こんばんは。
おきらくすり庵へようこそ。
庵主のうめこです。
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おきらくすり庵では
飲み込みにくいおくすりや
ニガイコトバたちを
ほんのちょっと見方を変えて
飲み込みやすくなるような
飲み方のコツをお伝えしています。
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さて、
今日はおくすりのおはなしはひと休みして
【おきらくすり庵】の夢物語をお届けします。
この物語は
コトバのお師匠さま・吉井春樹さんのもとで
積んでいるコトバのトレーニングのひとつとして
書き上げたものです。
読んでもらえたらうれしいです。
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「かたくななつぼみ」
寒さ厳しい北の岩山に
頑なな蕾を抱え込んだ一本の梅の木ありました。
早く花を咲かせなきゃ、
早く春をつげなくちゃ、と
その梅の木は寒さの中がんばり続けましたが
花を咲かせるには早すぎたのです。
ある日、
その困り果てた梅の木の姿を見かねた青年が
梅の木をふるさとにそっと戻してくれました。
あたたかなふるさとに戻った梅の木ですが
どうせわたしは花を咲かせることはできないんだと
まだ頑なな蕾をたくさん抱え込んだままでした。
しかし、時が経つにつれ
大地にはった根から養分が流れ込み
大空から降り注ぐ陽の光に手を伸ばし
時に通りかかる旅人の物語りに耳を傾け
少しずつ少しずつ蕾を膨らませていきました。
そしていつしか梅の木は
紅い花も白い花も八重も一重も思いのままに
一輪、一輪と花をほころばせていきます。
その別格なまでに咲き誇る梅の木のまわりには
蝶が舞い、鳥が唄い、人びとが集まってきます。
そんな楽しそうな姿を見てやっとその梅の木は気づきます。「これでいいんだ」と。
ここはそんな思いのままに咲き乱れる梅の花のように思いのままのコトバの花で笑顔を開かせる場所です。
頑なな蕾を抱え込んでいたあの頃の
わたしなようなあなたをお待ちしています。
ようこそ、おきらくすり庵へ。
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読んでくれてどうもありがとう。
大丈夫。
ちゃんと春は来るからね。
