
私のいつもの出勤風景とは
まるで違う街の姿がそこにはあった

知らなかった街の幾つもの顔
こんなにこのバス停って並ぶんだ
いつもは聞こえない鳥のさえずり

列を作って病院の開院を待つ人々
街を行き交う人の数も多い
電車は思ったよりも
混雑していなかったけれど
せかせかしている人が多いのか
ぶつかられたり突き飛ばされたりした

そんな時は飛行機の揺れで鍛えた
反射神経とバランスが役に立つ

街には24時間365日
いくつものいろんな表情があって
一部だけ切り取って
その一瞬だけで判断してしまうのは
もったいないんだなと思った

これって私達も一緒で
人には幾つもの面があって
色んな状況に合わせて
違う自分の顔が出てくる
自分でも知らない自分

忘れていた自分

気づいていない自分

発見されていない魅力も
もっともっときっとある

もしも今いる自分の世界が
いつも自分や周りや世の中を
恨んだり憎んだり嘆いたり悲しんだり
そうすることしか出来ない場所なら

自分を好きでいられなくなるような
その過酷な状況で
自分の価値を判断しないでほしい

今見えているその姿は
ほんの一部の面に過ぎないし
叩かれて吊るされて
冷たく扱われたならば
心は堅く閉ざされてしまって
様々な自分は自由に表に出てくることが
できないのだから

批判されてしまう自分
愛されない自分
受け入れられない自分
それがイコール自分の全てじゃない

雨が吹けば地面は濡れるし
風が吹けば砂埃が舞うのと一緒
環境でそうなっているだけなのだから
自分の一部の面だけを
フォーカスされても
自分を嫌いにならないでほしい
一部だけを切り取られて
決めつけやレッテルで
苦しむくらいなら
もっと光を当てて
キラキラ輝くところを
見せられる場所を目指していい

自分らしさを自由に
出せない場所からは
離れていいのだから

ありのままでいられる場所は
きっとあるから

どんな自分でいたいかは
自分で決めていい

いくつもの表情が出せて
自分が自分らしくいられて
受け入れられる場所はある

今はまだその暗く冷たい場所から
動けないなら
忘れないでほしい

あなたの一面はあなたの全てではない
一部を切り取られて
批判されても嫌われても
どうか自分を卑下しないでほしい

自分に落胆しないでほしい

自分を愛し続けよう

誇りに思おう

自分はいつだって
自分の一番の味方であり
理解者でいよう

自分を認められるのも
満たせるのも自分自身なのだから
