給食パンの行方 | お絵描き漂流記 抽象画との出会い

給食パンの行方

私が小学生だった頃の給食。


 

 三角パックの牛乳。

 

 先の割れたスプーン。


 長いコッペパンとジャムかバター。


 おかずで一番人気は、鯨のコハクあげでした。

(和歌山だったからでしょうか?)




 休んだ子がいると、牛乳やパンが残るので、

 ほしい生徒でじゃんけんをして勝った子が

 もらって帰りました。

 


 私もよくコッペパンをもらうために

 じゃんけんに参加していました。










・・・・といっても、自分がたべるのではありませんよ! 

第一、はずかしいじゃないですか。クラスでも体格のいい男の子たちに混じって、

パンのためにじゃんけんするなんて。 小学生ながら、女の子ですから。





 そのころ、うちには ノラという犬を飼っていて、

 j給食のバンが大好物でした。


 もちろん、私は、ノラのために

 恥ずかしいのをしのんで、じゃんけんに

 参加していたのです!


 でも・・・











 そんなノラも、いつの日か贅沢になって、

 給食のパンに

 見向きもしなくなりました。














それでも、私は、相変わらずじゃんけんに参加して、コッペパンをもらい続けていました。

ただ、恥ずかしいので




「やー、うちのノラが すっごいすきなのよね。このパン。」

というのを忘れませんでしたよ。 


おまけに、それを聞いて、犬好きな友達も

「ノラのために」

じゃんけんに参加してくれるものだから、

勝率むちゃくちゃ高かったです。










じゃあ、このパンは いったい誰のもとに行くのかというと、実は・・・・。







 そうです!じつは私の母が、このパンの大ファンで、

 「お願いだから、もらってきて~」というので 仕方なく。

 

 おまけに

 「マーマレードの日は、ジャムも頼む」とまで、

 付け足して・・・。 

 さすがに、ノラがジャム好きとは、いえないので

 あきらめてもらいましたけど!






大体から、コッペパンくらい、スーパーで買ってよ!って文句を言ったのですが、

実はこの頃、アンパンやメロンパン、チョコパンが全盛期で、確かに シンプルなコッペパンが

なかなか売っていなかったのも事実です。 なんだか、ふしぎな気がしますけどね・・・。

(終)