読書感想文 | ジェニファーのあれこれ

ジェニファーのあれこれ

男の子ママです。
英検1級、TOEIC970点取得の、だいたいバイリンガル。
翻訳、通訳、英語講師。
趣味は読書。

「レディ・ジョーカー」高村薫

私憑依体質なんでね、感受性強すぎるので、読み進めるごとに、男たちの人生に入り込んで、すり減らしたり、真っ黒になってしまったり、妙に冷徹になったり、まぁ心が超忙しいようで真空のような、そんな空気感にどっぷりとハマってしまいました。疲れましたw


ギリギリの心理戦、個々のドロドロした内面、嫌というほど人の心が描かれた作品です。


とにかく、ザ・昭和の働くおっさん達は限界まで疲れきってる。ワーク・ライフ・バランスとか言ってる令和の若者からみたら古典だと思う、マジで。この世代を親や上司(かなり上の人)に持つ私はまだ理解できますけどね。


個人的に最高に号泣したのは、秘書の一世一代のラブレターと、合田の「クリスマスイブはあいているか」です。

そこだけは、心から信じられる、人間の美しさがあった。多分私、ホッとしたの。張り詰めていた糸が緩んだの。涙止まりませんでしたわ。


最後に、RIP 岡村清三、杉原、佐野、三好、根来、城山社長。

レディとヨウちゃんと犬に幸あれ。


ああ、高村薫はすごい。本当にすごい!