謹賀新年 ![]()
今年もよろしくお願い致します。
深作欣二監督
原作は つかこうへいさんの
第86回直木賞受賞作品「蒲田行進曲」
脚本も つかさんです。
「蒲田行進曲」というので
松竹鎌田撮影所での お話かと思うと
舞台は東映京都・太秦撮影所です。
時代劇のメッカ、東映京都撮影所は今
5年に1度の大作『新選組』の撮影に沸いていた。
この映画の最大のウリは
高さ十数メートルの 樫の木の大階段で撮影する
クライマックス・シーンだ。
「池田屋」に 討ち入った 新撰組隊士が
大部屋俳優を 階段の最上段で斬りつけ
斬られた俳優が 大階段を壮絶に落下していく
いわゆる「階段落ち」である。
落とされる俳優は もちろん
軽くて半身不随、
運が悪ければ 死亡するとも言われている。
しかし日々、
その他大勢の大部屋で過ごす 俳優たちにとって
そのリスクと引き換えに
この日、1日だけは スターになれるという
「夢」があったが・・・
だが、それは昔の話で
今の俳優には そんな奇特な者はおらず
実は この映画『新選組』も
落ちてくれる「大部屋さん」が見つからず
「階段落ち」シーンは 外される公算が大きかった。
さて、あるとき
大部屋俳優のヤス (平田満)の ボロアパートに
売れっ子俳優の銀四郎 (風間杜夫)が
自分の女である 小夏 (松坂慶子)を連れて来る。
小夏は
10年前は 主役を張ったこともあるが
今はまたったく売れない女優で
しかも 妊娠4か月の身だ。
銀四郎は 今度の大作『新選組』で
土方歳三役に 抜擢されているほか
次は レコードを出すやら
来年のカレンダーの一月を飾る話など
会社から期待されており
ここらで身辺を綺麗にしておく必要がある。
そこで
「銀ちゃん命」で 何でも絶対服従のヤスに
腹ボテの小夏を 押し付けに来たのだ。
そんな理不尽な頼みを 引き受けるヤス。
婚姻届けに判を押す
ヤスの卑屈さを 軽蔑する小夏。
この後、小夏は妊娠中毒症で入院するが
ヤスは入院費と出産費用を稼ぐため
スタントマンまがいの 危険な役を次々引き受け
傷だらけの日々だ。
そんなヤスに
今も 銀四郎に惚れている小夏の心も
次第に傾いて行き
ヤスの故郷の 熊本・人吉に 結婚報告に行くが・・
ここが凄い!
スターの結婚に沸く 人吉のみなさん
このドンチャン騒ぎの 派手派手さが いいんです。
人吉で 地元の人々や
ヤスのおふくろさんの温かさに触れる小夏。
しかしある日、
小夏が自分にとって
本当に大切な女だと気づいた銀四郎は
彼女に改めてプロポーズするが
もうお腹の子供の父親は ヤスであると 断られる。
「もう、俺は駄目だ」
「階段落ち」の中止も決まり
何故だか 何もかもうまくいかず
どんどん落ち込んでいく銀四郎に
なんとか立ち直ってもらおうと
ヤスは遂に「階段落ち」を決心する。
さて 生命保険にも入った。
いよいよ本番!
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私は2度目の鑑賞なのですが
面白いですね!
なんかね、やたらに元気を貰える映画なの。
観終わったとき、
自分もハイテンションになってるの。
まず、ヒロイン小夏は
松坂慶子さんに すんなり決まりました。
ジャスミンは 松坂慶子さんが大好きなの。
正真正銘、正統派美人女優と言ったら 松坂さん!
気取ってないし、脱ぎっぷりもいい!
この映画でも 惜しげも無いわよ。
でも、銀四郎とヤス役は大難航。
制作者であり、お金もいっぱい出している
プロデューサーの角川春樹さんの推しで
銀四郎役は松田優作さんに話が行きましたが
優作さんが辞退。
結局、
つかこうへい作品の舞台に 数多く出演している
風間杜夫さんと平田満さんに決まり
結果的にお二人の出世作となりましたが
もう、銀ちゃん役は
風間杜夫さんで大正解。
特に前半部分、早口でまくし立てる
演技過剰な銀ちゃんに圧倒されますが
あのパワフルさは
優作さんでは とても出ないと思う。
「銀ちゃーん、カッコいい!」
平田満さんもびったりだった。
公開前は これは楽屋落ちの話で
ヒットはしないだろうと言われていたが
結果は
配給収入17億6000万円の大ヒットになりました。
キネマ旬報ベストテン第1位
毎日映画コンクール 、ブルーリボン賞
日本アカデミー賞、報知映画賞などなど
多くの賞を受賞しました。
おしまい














