いつか、こんな日がくればいいなと思っていた。
でもほんとにくるもんなのかなと信じきれなかった。
 
だからまさに夢見心地。
その言葉がぴったりと当てはまる、
そんな一日が始まろうとしていた。
 
あまり実感がわかないまま、式場に入った。
 
☆が打合せ通りのメイク、髪型のセットに入る。
 
俺はというと、ヒマを持て余すように、
ぽけっと隣で、頂いた電報なんかを読んでいた。
 
正直、その時間がいっちばん、緊張した。
 
親、兄弟、親戚、高校・大学・社会人の仲間、先輩、
これまで自分に関わりをもってくれた人々が、
同じ時間、同じ場所に集うことが、なにか不思議に感じ
それと同時に、結婚式ってすごいことなんだなと
これから行おうとしている事の重大さを
改めてかみ締めた。
 
自分の身支度を15分程で終わらせ、
いざ、チャペルの横にある控え室に入った。
 
そこには、☆の両親と神父さん、それと、
リングガール、リングボーイをお願いした
姪っ子、甥っ子が、二人を待っていてくれた。
 
控え室からは、チャペルの中の様子が
マジックミラー越しに見える。
 
覗くと、見慣れた面々が並ぶ。
 
この時点で、緊張と嬉しさで泣きそうになったが、
新婦より先に号泣していては格好がつかないと、ぐっと耐えた。
 
「そろそろ時間ですので、新郎さん、
 リングガール、リングボーイさん、準備して下さい」
 
心臓がドクンと、大きく跳ねた。
 
誘導されるがまま、大きな真っ白なドアの前に立った。
 
いよいよだ。
 
また込み上げてくるものがあり、泣きそうになったが、
リングガール(姪っ子)が、開場直前に、
リングを落とすというハプニングに助けられた。笑。
 


ありがとうの心-指輪


快く、引き受けてくれた姪っ子、甥っ子ちゃん、
そして、兄と義姉に感謝だ。
 
ソイヤ