乗り越えなきゃいけない壁は、
後回しにすると、どんどんでかくなる。
早けりゃ早いほどってわけでもないけど、
遅けりゃ遅いほど、ハードルは上がるように思う。
俺が親御さんに伝えたいことは二つ。
①結婚を前提に、同棲をさせて欲しいと思っていること。
②自分が離婚経験者であること。
緊張がハンパじゃなかった。
数年前、いつかこういう時が来ることへの期待と不安を抱きながら、
ある友人に相談したことがある。
「やっぱり大事な娘を任せる男がバツ1だと、
親御さん、気にするよなぁ。。」
その友人はこう応えてくれた。
「気にしないと言えばウソになるんだろうけど、
j-taroの人となりをそのまま出せば、
親御さんもきっと信頼してくれると思うよ」
もちろん、友人は元気付けるために言ってくれたんだろうが、
俺にとってはこの言葉がすごく心強かった。
当日もその言葉を思い出し、
時折、緊張を抑えるために、胸にしまったその言葉にすがるように、
胸にそっと手を当てる。
その姿は、高校球児が首からぶらさげたお守りを触って、
これまでの練習を思い出し、自分を信じ、仲間を信じ、
自信を持って悔いのないプレーをするために、
気持ちを落ち着ける姿と重なった。
自分を信じろ。。。
「今後も、結婚を前提にしたお付き合いを続けていきたいと
思っています。そして、来月から結婚資金を貯めるために、
同棲したいと考えています」
少しの沈黙。
「ただ、その前にどうしてもお伝えしなければいけないことがあります。
実は以前結婚していて、不甲斐なく、離婚した過去があります。
信用して欲しいとお願いするのは不躾にあたると承知していますが、
それでも、絶対に自分の力で☆さんを幸せにしたいと思っています。」
そこからまた少しの沈黙があった。
お義父さんが、じっと考え込んだ。
その少しの沈黙が、ほんとうに長く感じられた。
「・・・・ほんとに大事に、大事に育ててきた娘なんだから。」
そういってお義父さんは、
タバコをくわえ庭に出て行ってしまった。
「素直じゃないからねー」
残されたお義母さんと☆から笑顔がこぼれた。
その後に続く言葉が「頼むよ。」であることは
雰囲気から察したらしい。
どうやら受け入れてもらえたみたいだ(^_^)
めちゃめちゃ嬉しかった。
恐らく、人生で一番緊張したであろう、
長~い、それでいて有意義な一日は終わった。
自分も捨てたもんじゃないな。
久しぶりに自分に自信が持てて、嬉しかった。
お義父さん、お義母さん、
ありがとうございます。
これから、よろしくお願いします。
最後にもう一度胸に手をあて、
喜びをかみしめた。
一気に体中の力が抜けたが、
それが不思議と、心地よかった。
ソイヤ